どうもなかせです。
寒かった冬は過ぎ、ようやく暖かく釣りのしやすい気候になってきましたね。
5月から6月頃は気温も高く、だんだんと海水温の上昇してくるため人間だけでなく魚たちにとっても嬉しいもの。
なかなか岸近くに姿を見せなかった魚たちの姿も見ることができるようになってきます。
今回は海釣り歴9年の僕が、春のターゲットに焦点を当て春に簡単に釣れるオススメの魚とその魚のオススメの釣り方について解説します。
この記事を見ることで春に釣りやすい魚を知ることができ、簡単に魚を釣ることができるようになります。
この記事で分かること
春に釣れるオススメの魚
春に釣れるオススメの魚の特徴
春に釣れる魚のオススメの釣り方
釣り用語の辞典です。分からない単語はこちらで調べてみてください。理解が深まりますよ。
釣りのルールやマナーについて解説しています。自分含めみんなが気持ちよく釣りを楽しむためにも是非一読ください。
ゴミ問題も深刻です。興味のある方は以下の記事もご覧になって一緒に釣り場を守りましょう。
春の釣りは快適
これまで冬の釣りを経験したことのある人は分かるかと思いますが、冬の釣りってしんどいですよね。
手はかじかむし、水温も低く魚が少なくて釣れにくいしまさに修行のような季節ですよね。
そんな季節も終わり春は夜でも快適に釣りをすることができます。
10℃前後にまで落ち込んでいた水温も20℃を目指してぐんぐん上昇していき、カタクチイワシなどが漁港内に入ってくる姿も見かけるようになってきます。そのため思いがけない魚に出会うこともあります。
食物連鎖が活発で様々な魚の活性も高まってきます。
魚によっては産卵時期と重なるため良いサイズのものや食味の良いものが釣れたりと良い季節です。
虫が増えてくるのが少し嫌なところではありますが。
春に釣れる魚
春のオススメNo.1:メバル
冬の中旬頃からポツポツ始まったメバルも5月は最盛期を迎えます。
サイズ、数釣りどっちも楽しめます。
メバルは比較的水温の低い場所を好む傾向にあり水温の低下してきた冬頃に沖から入ってきて水温の上昇した6月頃には沖に帰っていくイメージでしょうか。
メバルの産卵時期は12月から2月頃でこの時期は食いが悪くなりますが、産卵を終えた個体は体力回復のために今度は食いが良くなります。
つまり春は産卵を終えた食いのいい個体が多くメバルの釣りやすい季節ということです。
日中はルアーへの反応が悪くなりますので、日中狙いたい場合はマイクロテンヤが良いと思います。夜は満潮付近がメバルの活性が爆上がりするのでルアーで釣る場合は夜の満潮付近を狙ってみてください。僕はメバルはプラグで釣るのが一番好きです。
メバルはとても美味しい魚です。
定番の煮付け以外にお刺身も格別!白身魚でありフライや天ぷらにしても美味しいです。どんな食べ方でも美味しくいただけるためオススメです。
メバルは小さなサイズも多く釣れますが、成長の遅い魚であり多く釣るとすぐに釣れなくなってしまいます。18センチ以下は逃す。食べる分だけ持って帰るなどしてもらえば長く楽しむことができると思います。
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メバリングに最適な時期って?ズバリ冬から春です!詳しく解説します。
オススメ度 :星5
釣りやすさ:星5
美味しさ:星5
時期:1月〜6月頃まで
釣り方:マイクロテンヤ、ワーム、プラグ
オススメNo.2:アジ
アジは年中釣ることのできる魚ですが、春はアジの産卵時期になります。マアジの旬は地域によってズレはあるでしょうが西日本では初夏から夏にかけて、東日本では初夏から夏にかけて、東北では8月頃とされています。
産卵最盛期は、西日本で1月〜5月、東日本では5月〜7月といわれています。
マアジの旬は地域によってズレはあるでしょうが、一般的に5月〜8月頃と言われています。特に6月〜7月は脂の乗りがよく食味に優れます。
春は産卵期にあるアジが栄養を蓄えるためにエサをたくさん食べます。そのため活性が上がりやすく釣れたアジは大変美味であることが多いです。西日本は産卵時期が早いため若干東日本に比べ釣りにくさや味の低下したアジが釣れる確率が高いとも言えます。
これは3段階あるといわれる産卵時期の後期には食欲の低下が起こるためと、産卵直前の産卵後のアジは脂が一気に落ちアジが低下するのが関係しています。
アジを釣る方法はたくさんありますが、僕はアジングというルアー釣りがゲーム性が高くオススメです。
初心者が一番釣りやすい方法は間違いなくサビキ釣りという釣法です。
アジも刺身から焼き魚、アジ南蛮、フライなど様々な調理法が存在しいずれも美味なので釣って楽しい、食べて美味しいの最高の魚です。
オススメ度:星5
釣りやすさ:星4
美味しさ:星5
時期:一年中(サイズや数釣りなど時期がやや異なる)
釣り方:マイクロテンヤ、サビキ、ワーム、SLS
オススメNo.3:真鯛
真鯛の適水温は17〜22℃程度と言われています。春はちょうど適水温になりますので真鯛にとっては非常に快適に過ごせますね。
そのため、岸(ショア)から真鯛が狙いやすい時期です。乗っ込みといい、深場にいた真鯛が産卵のために浅場に入ってきます。この頃に釣れることから桜鯛と言ったりします。
ちなみに真鯛の場合、産卵期(成体)になるのに4年程度かかると言われています。
真鯛は1年で14㎝、2年で19㎝、3年で24㎝、4年で28㎝、5年で32㎝と成長の多い魚のようです。この時期で狙える真鯛は、30センチ前後のものからそれ以上ということになりますね。
この他、チャリコという真鯛の子供もたくさん釣れます。チャリコは大人の真鯛ほど泳ぐのがまだ得意ではありません。そのため穏やかな堤防や内湾を好むのでチャリコは堤防内や内湾に多く生息し釣りやすいという訳なんです。
釣り方も餌からルアーまで様々な方法で釣ることが可能です。昔ながらのテンヤ釣法をマイクロ化したマイクロテンヤ釣法や従来のタイラバ釣法をマイクロ化したマイクロ鯛ラバ釣法やSLSで簡単に釣ることができます。
味はやはり鯛!それに旬の真鯛、桜鯛ですから味は最高に決まっていますよね。刺身はもちろん、焼いても煮ても最高です。アクアパッツァやマリネなどおしゃれな料理も可能ですよ。
とはいえ、真鯛も成長の遅い魚であるため食べる分だけ持って帰る、小さいサイズは逃すなど資源を大切にする考えも大切です。
オススメ度:星3
釣りやすさ:星3
美味しさ:星5
時期:5月から7月頃
釣り方:マイクロテンヤ、ワーム、SLS、マイクロタイラバ
SLSって何?って人は以下の記事を読んでみて下さい。
オススメNo.4:スズキ
スズキは通称シーバスと呼ばれる魚です。シーバスも一年中釣ることのできる魚です。適水温は15〜18℃と言われています。水温的に春はスズキの活性が高い傾向にあります。
春は特に釣りやすいと言われる季節です。
その理由として、春は様々な魚の産卵時期でシーバスの食べ物である小魚が豊富になる時期です。そのためシーバスの活性が高くなりやすいんです。
またシーバスの好物にゴカイやイソメなどがいます。これらは通称バチと呼ばれ、春の満月の夜、満潮から数時間でバチ抜けというバチが海底から出てきて一斉に産卵行動をする現象が見られます。シーバスはこれを食べるために動き回り活性が非常に高くなります。
そのためかなり釣りやすくなるんです。
バチ抜け用の細いルアーやアジング用のジグヘッド+ワーム、マイクロテンヤ釣法などで簡単に狙うことができます。
シーバスは明暗に潜み小魚を狙う魚であり、堤防などで夜になると常夜灯に照らされた海面は手前の岸壁沿いが暗部になります。その暗部のちょっと前の明部のラインをワームやルアーでゆっくりと引いてくるとすぐに食いついてきますよ。
スズキの旬は6月から8月頃と言われています。
もともと淡白な味ですが、旬の時期は脂が乗り美味しいです。
しかし居着きの個体も多く、居着く場所の水質が悪ければその個体も特有の臭みなどが出て美味しくない個体もいますので食べる際は注意してみて下さいね。
美味しい食べ方ですが、淡白なため様々な料理にマッチします。その中でもフライやムニエルは絶品。皮がおいしく火を通す調理法と非常に相性が良いと思います。
オススメ度:星3
釣りやすさ:星2
美味しさ:星3
時期:一年中(春は特にオススメ)
釣り方:マイクロテンヤ、ワーム、SLS、プラグ
オススメNo.5:カサゴ
カサゴも一年を通して釣ることができます。カサゴの適水温は18〜22℃くらいと言われています。そのため水温が適水温に近づく春は活性が高まり釣れやすいです。
カサゴは大型になると沖へ行き冬に産卵のため帰ってきます。しかし基本的には移動性の低い魚で小さな個体は沖へは行かず同じ環境に留まることが多いです。
カサゴは昼夜を問わずお腹が空いていれば食ってきます。一年中、昼夜問わず釣れるってかなり優秀なターゲットであることが分かってもらえるでしょうか。
釣り方も簡単で、マイクロテンヤなどの餌釣りから、ワーム釣り、穴釣り、SLSなど幅広く、とにかく目の前に落とすことができれば釣ることができます。
堤防の岸壁沿いに落として底まで着いたらちょんちょんするだけ、テトラポッドの間の水場に落としてチョンチョンするだけ。
それだけで釣ることができます。
カサゴは根魚といい、海底の障害物の間に潜んでいます。なので底を探ればすぐに釣果が得られますよ。簡単に釣れるのでメインが釣れない時のサブターゲットとしてもオススメです。
カサゴの美味しい食べ方は定番の煮付け、唐揚げ、他にはあら汁なども最高の一品ですよ。
オススメ度:星5
釣りやすさ:星5
美味しさ:星4
時期:一年中
釣り方:マイクロテンヤ、ワーム、SLS、
まとめ
春は気温、水温が上昇し、また産卵期とも重なるため活性が高くなりやすく岸から魚を釣りやすくなる時期です。
そして同時に旬の魚も多くその味わいも楽しめる良い季節です。
しっかりと釣れる魚にターゲットを絞って釣れる釣り方を実践すれば必ず良い思いをすることができると思いますので是非とも春の釣りに挑戦してみて下さい。
今回はこのへんで!
でわでわ。
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