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- どの釣竿を選べばいいの?
- 自分の釣りスタイルに合った釣竿は?
- 釣竿の種類による違いとは?
こんな悩みを解決できる記事になっています!
初心者でどんな釣竿を選べばいいのか、自分のスタイルに合った竿は?なんて聞かれても分からないですよね。僕もそうでした。今はもう20年以上も釣りをしてきてある程度語れるようになってきたのでお話ししたいと思います。
この記事を読み終えることで、自分に最適な釣竿の選び方が分かり、より快適で楽しい釣りができるようになります!
記事の前半では『釣竿の種類と基本的な特徴』について解説し、
記事の後半では『シチュエーション別の釣竿選びのポイント』について解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
釣竿の種類は3タイプ
釣竿には様々な種類があり、選ぶ際のポイントも異なります。
ここでは、主要な3タイプの釣竿、振り出しタイプ、並継ぎタイプ、ワンピースロッドに焦点を当てて解説します。
振り出しタイプの特徴と注意点
↑これが振り出しロッドです。
振り出しタイプの釣竿は収納時はコンパクトになり、使う際には伸ばして使用します。持ち運びが便利なことが大きな利点です。
しかし、構造上、部分的な強度の差が生じやすかったり中が固着して動かなくなってしまうなど取り扱いには注意が必要です。
まとめると、
- 持ち運びやすい
- 伸縮しやすい
- 安い
- 強度の偏りに注意
- 固着してしまいやすい
振り出しロッドは価格が安い傾向にあり扱いやすく、特に初心者におすすめの釣竿です。
初心者には振り出しロッドがいいんだな。
並継ぎタイプの特徴と注意点
↑これが並継ぎロッド。
並継ぎタイプは、各部品を繋げて使用する釣竿です。基本的には2本継ぎのロッドが多いですがものによっては5本や6本など細かくなっておりバイク釣行や旅行カバンに入れたりできるものまであります。
並継ぎ竿は強度とバランスが良く、幅広い釣りに適応します。
一般的なルアー釣りはこのタイプのロッドを選んでおけば間違いありません。
まとめると、
- 強度とバランスが良い
- 幅広い釣りに対応
- ルアー釣りの基本選択になる
並継ぎタイプは幅広い釣りに対応する万能型です。特にルアー釣りがしたい人はこちらを選びましょう。
なるほど。いろんな釣りができるのはいいな。
ワンピースタイプの特徴と注意点
↑これがワンピースロッドです。
ワンピースロッドは、一体型の釣竿です。前の項の並継ぎロッドのように別々のパーツをつなげる必要がない竿です。
特徴としては、感度が高く、操作性に優れていますが、長さのため持ち運びには不便さがあります。また、保管場所にも注意が必要です。
初心者の方が使用するとほぼ間違いなくロッドを破損させてしまうでしょう。
まとめると、
- 高い感度と操作性
- 持ち運びが不便
- 保管時のスペースに困る
- 取り扱いが繊細で上級者向け
ワンピースロッドは割と取り扱いが不便なので初心者にはおすすめできません。
ワンピースロッドはなかなかピーキーだな。
釣竿の素材と特徴3つ
釣竿の素材には、それぞれ異なる特徴があり、釣りのパフォーマンスに大きく影響します。
ここでは、主要な3つの素材、カーボン、グラスファイバー、コンポジットについて解説します。
これらを知って自分に合ったロッドを選びましょう。
- カーボン素材の特徴
- グラスファイバー素材の特徴
- コンポジット素材の特徴
それぞれの素材の特徴を紹介していきます。
カーボン製釣竿は軽さと強度に優れる
カーボン素材は軽量でありながら高い強度を持ちます。感度が良く、細かなアタリも捉えやすいのが特徴です。
しかし、強い衝撃には弱いので、取り扱いに注意が必要です。
- 軽量で強度が高い
- 感度の良さ
- 衝撃に弱い点に注意
カーボン素材は価格が高いほど高品質なカーボンが使用されていたり含有量が増えて強度がアップします。
初心者が安価なカーボンロッドを使用しロッドを折ってしまうことも珍しくないです。僕も初心者の頃に2本折っています。
カーボンは現在主流の素材だよ。
グラス製釣竿は耐久性と価格
グラスファイバー素材は、柔軟性が高く耐久性に優れています。初心者や子供でも扱いやすく、手頃な価格帯が多いのも魅力です。
ただし、感度はカーボンに劣ります。
- 柔軟性と耐久性に優れる
- 初心者向けの使いやすさ
- 感度はカーボンに劣る
グラスファイバー素材はコストパフォーマンスに優れ、初心者に最適です。
グラスはぐんにゃり曲がって壊れないから初心者向きかな。上級者もあえて曲がりを楽しむために使う人もいるよ。
グラスコンポジットはバランスがいい
コンポジット素材は、カーボンとグラスファイバーの良い点を兼ね備えています。強度と柔軟性のバランスが良く、多くの釣りに適応します。
いろんな釣りをしたい方におすすめです。
まとめると、
- カーボンとグラスファイバーのいいとこ取り
- 汎用性が高い
- 多様な釣りに対応
コンポジット素材は、幅広い釣りに適した選択肢と言えます。現在多くのロッドはこのコンポジットロッドです。ロッドの比率でカーボンとグラスの比率を確認できます。
今はほとんどの竿がカーボンとグラスの両方入れて作られてるよ。
カーボンとグラスの使用シーン比較
カーボンとグラスファイバーは釣竿の素材として一般的ですが、その使用シーンには大きな違いがあります。
それぞれの特性を理解し、釣りのシーンに合わせて適切な選択をしましょう。
カーボン素材の釣竿は、感度が高く、細かなアタリを捉えることができるので、ルアーフィッシングやフライフィッシングなど、繊細な操作が求められる釣りに適しています。
また、軽量であるため長時間の釣りでも疲れにくいです。
カーボンロッドの使用シーンとしては
- ルアーフィッシング
- フライフィッシング
- 長時間の釣り
グラスファイバー素材は、柔軟性が高く、耐久性にも優れています。そのため、掛かった後に魚がバレにくくラインブレイクもしにくいです。
そのためファイトやドラグ調整などに慣れていない初心者向けと言えるでしょう。
また、初心者だけでなく子供でも扱いやすいので、ファミリー釣りにも最適です。
- バレやすい魚を狙う場合
- 初心者向け
- ファミリー釣り
初心者がカーボンロッドを使っても何も悪いことはないです。こういう違いがあるんだなあ。くらいに思ってくださいね。
\上級者にも大人気のグラスロッド/
グラスロッドでマグロ掛けてこんだけ曲がっても折れないのすごいよね。
釣竿の選び方5つ
釣りを楽しむ上で、釣竿の選び方は非常に重要です。
船竿、磯竿、投げ竿、和竿、振り出し竿といった異なるタイプの竿には、それぞれ適した環境や使い方があります。
以下で、各種釣竿の選び方とその特徴を解説します。
船竿は強度や操作性で選ぼう
船竿は、船上からの釣りに特化した竿です。
強度と耐久性が重要で、大型の魚を狙う際にも折れにくいものを選びましょう。
また、船上の限られたスペースで使いやすい長さと操作性を考慮することも大切です。具体的には5〜6ft台のショートロッドが使いやすいでしょう。
- 強度と耐久性
- 大型魚に対応
- 操作性の良さ
この3つを重視しましょう。
磯竿は長さと耐久力で選ぼう
磯竿は、岩場などの磯で使用する竿です。足元の岩場がどれだけ伸びているか、荒いかで長さを調整するといいです。カゴ釣り用の竿がこれにあたります。
長さと感度が重要な要素で、遠くのポイントに正確に仕掛けを届けることができるものが良いです。
また、波しぶきや岩との接触に強い耐久性も求められます。
- 長さと感度
- 投げの正確性
- 耐久性
この3つを重視しましょう。
投げ竿は長さと重さで選ぼう
投げ竿は、遠投が可能な竿です。ルアーロッドがこれに当たります。
浜辺や堤防など、広い範囲をカバーできるため、特に海釣りに適しています。
バランスの良い重さと、遠くまで投げやすい操作性を選びましょう。長いほど遠投性が、短いほど操作性が良くなります。
- 遠投が可能
- 海釣りに最適
- 長さと重さで遠投性と操作性が変わる
この3つを重視しましょう。
和竿は見た目と感度で選ぼう
和竿は、日本の伝統的な釣り竿です。のべ竿がこれにあたります。
繊細な操作と優れた感度が魅力で、特に渓流釣りに向いています。素材や仕上がりの美しさも重要な選定基準です。
使うならここもこだわりたいポイントです。
- 繊細な操作
- 渓流釣りに適した感度
- 素材と美しさ
この3つを重視しましょう。
振り出し竿は扱いやすさ、価格で選ぼう
振り出し竿は、伸縮自在で持ち運びに便利です。
初心者やカジュアルな釣りに最適で、簡単に扱えるものを選びましょう。
選ぶ際にはあまり安すぎないものを選ばずそこそこの価格帯のロッドを選びましょう。安すぎるとすぐに錆びたり固着したり継ぎ目の異常でロッドの破損を起こす危険性が高いです。
また、伸ばし方や収納の仕方にも注意し、竿を破損させないようにしましょう。
- それなりの価格帯
- 軽く扱いやすい
- 錆びにくいもの
この3つを重視しましょう。
いろんなロッドがあったね。私はルアー釣りがやってみたいから投げ竿を買ってみよう。
竿の調子の違いと選び方
釣竿の「調子」とは、竿が曲がる特性を指します。簡単にいうと竿がどこから曲がり始めるか。というもので先端から曲がり始めるものを先調子(ファストテーパー)、真ん中あたりから曲がり始めるものを胴調子(レギュラーテーパー)、それ以降を元調子(スローテーパー)と呼んだりします。
この調子によって、釣りの感触や使用する場面が大きく変わります。
ここでは、先調子、胴調子、ルアーロッドの調子の選び方、竿の調子に応じた釣り方について説明します。
先調子の特性と適用場面
先調子は、竿の先端部分が主に曲がるタイプです。
感度が高く、小さなアタリも感じ取りやすいのが特徴です。
特に細かなアクションを要求されるライトゲームやルアーフィッシングに適しています。
- 高感度
- 小さなアタリを捉えやすい
- ライトゲームやルアーフィッシングに最適
胴調子の使い道と特徴
胴調子は、竿の中央部から胴の部分が曲がるタイプです。
パワーがあり、大型魚とのファイトに適しています。また竿全体でショックを吸収するためバレにくくラインブレイクされにくいのも特徴。
海釣りや大物狙いの釣りに最適で、強い引きにも耐えることができます。
- パワーがある
- 大型魚とのファイトに適する
- バレにくくラインブレイクもされにくい
ルアーロッドにおける調子の選び方
ルアーロッドにおいては、使用するルアーの種類や釣りのスタイルに合わせて調子を選びます。
アジングのような軽量なルアーを使う場合は先調子のほうがキャストしやすく、操作もしやすいです。また潮の変化を感じやすい特徴もありますし感度もいいです。
シーバスや青物フィッシングなど重いルアーや強い引きが予想される場合は胴調子が適しています。シーバスは基本巻物の釣りで調子の影響を受けづらくバレやすいシーバスでも比較的バレにくいファイトができます。
青物に対しては曲がり込んで一番パワーのあるバット部分を使うことができるので効率的に力を伝えることができますよ。
目的に合わせて適切な調子を選ぶことが重要です。
- ルアーの種類に合わせる
- 軽量ルアーは先調子(アジング)
- 重いルアーは胴調子(シーバス、青物)
竿の調子に応じた釣り方
竿の調子によって、釣り方も変えましょう。
先調子は繊細な操作や感度が要求され、細かいアクションやきびきびしたアクションを行いたい場合に有効です。特にアジングやメバリングなどライトゲームでは先調子の方がやりやすいと感じる人は多いでしょう。
胴調子では細かいアクションが苦手なのでゆったりしたアクションや巻物主体の攻め方が適しています。そして胴調子はバットまでしっかり曲げ込みやすくパワフルな引きに対応しやすいです。
釣りたい魚種や釣り場の状況に合わせて、適した調子の竿を選びましょう。
- 釣り方に合わせて選ぶ
- 繊細な操作は先調子
- パワフルな引きは胴調子
竿ごとに特性が違うのでそれを理解して使うようにしましょう。
竿の調子によって得意不得意が違うから得意なシーン、得意な使い方をしてあげよう。
釣り竿の長さと用途(使用シーン)の関係4つ
釣り竿の長さは、釣りのスタイルや戦略に大きな影響を与えます。
メートル表示とフィート表示の違いから、長さによる使い分けや戦略までで解説します。
メートル表示とフィート表示の違い
釣り竿の長さは、メートル表示とフィート表示の2種類で表されます。
1フィートは約30.48センチメートルに相当し、日本ではメートル表示が一般的です。
- 1m:60cm
- 1ft:30.48cm
1ftはざっくりと30cmと覚えておきましょう。
竿の長さが釣りスタイルに与える影響・使い分け
竿の長さは釣りのスタイルを大きく左右します。
長い竿は遠投が可能で広範囲を探れますが、操作性は低下します。
短い竿は操作性に優れ、狭い場所や障害物の多い場所での釣りに適しています。
竿は短いもので4ft台、長いもので12ft台(ルアーロッドの場合)まで幅があります。
ナブラが発生している場合や長距離先にブレイクやストラクチャーがあるなど飛距離が必要になるケースは多々あります。飛距離が必要な場合にはロングロッドでないと勝負になりません。
逆に常夜灯周りで行うアジングやメバリングなど近距離に魚がいて近距離だけ狙う場合にはロングロッドでは扱いにくいです。そういう場合にはショートロッドの方に軍配が上がります。
- 長い竿:遠投が可能、広範囲をカバー。飛距離がないと無理な場面がある
- 短い竿:操作性が良い、近距離では最強
竿の長さを生かした使い分けを意識しましょう。
長さによる釣りの戦略
竿の長さは釣りの戦略にも影響します。
短い竿は素早いアクションや繊細な操作が可能で、アタリをダイレクトに感じられます。
長い竿は遠くのポイントにアプローチし、広範囲を大きく広く探れます。
ロッド操作でキビキビとしたアクションで魚を誘う系のルアーを使う場合はショートロッドの方がやりやすく、近距離に狙いすましたキャストを行う場合にはショートロッドがいいです。
ロッドアクションをせずにリールを巻くことでアクションさせる場合には広範囲を探れるロングロッドの方が良い場合もあります。
自分がどんなルアーでどういう場所を狙ってどういう魚を釣るかで必要な長さが変わるので戦略を立てて竿の長さを使い分けましょう。
- 短い竿:キビキビアクション、繊細な操作が可能
- 長い竿:遠くのポイントにアプローチ、広く探れる
釣りの目的や状況に合った竿の長さを選びましょう。
竿の長さによって使い方や得意なシチュエーションが変わるので良く考えて使ってみよう。
釣竿は選ぶ過程も楽しいもの
今回は数多くある竿の種類の中からいかにして選ぶかということをお話ししてきました。
初心者にとっては分からないことだらけでしんどいと感じてしまうかもしれませんがいろいろ試して分からなかったことがちょっとずつ分かっていくのも釣りの醍醐味の一つです。
新しい竿はワクワクしますし釣果への期待も高まります。最初はうまく竿の性能を引き出せないかもしれませんがだんだんと力を引き出し相棒になっていく過程は何にも変え難いものです。
ぜひ釣竿選びも楽しんで、釣ってさらに楽しんでみてください。
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