- アジングのベストシーズンはいつなの?
- アジがよく釣れる時期に行きたいけど、どの季節がいいの?
- どうやってアジングのタイミングを見極めるの?
こんな悩みを解決できる記事になっています!
どうも。なかせです。(@nakase_kimama)
アジングのベストシーズンは多くの地域で秋ですが、特定の気候と海の条件が関わっており一概には言えません。ですが、これらを理解することで最適な釣りのタイミングがわかります。
この記事を読み終えることで、アジングに最適な時期を知るだけでなく、その時期にどのように釣りをすればアジが釣れるのか・どのように考えれば良いのかというノウハウも身につけることができます!
記事の前半では『アジングのベストシーズンの特徴』について解説し、
記事の後半では『最適な時期にアジを効率よく釣るテクニック』について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
それでは本編です!
アジングは一年中楽しめる
まず大前提ですがアジングはサイズを問わなければ1年中楽しめます。
地域によって気温や水温などが違うため一概には言えませんが基本的にはオフシーズンはないものと考えて大丈夫です。
季節によって難易度が変わるのもアジングの面白いところで初心者から上級者まで楽しめますよ。
アジングは時期が大事
アジングにおいて、時期は非常に重要です。
季節によってアジの活動パターンや居場所・食性が大きく変わるため、時期を見極めることが釣果に直結します。
それぞれの季節の特徴とアジの行動パターンを学んでアジをたくさん釣れるようになっちゃいましょう。
時期とアジの行動の関係〜アジの年間スケジュール
春(3月~5月)
春はアジの活動が始まるシーズンで、この時期は産卵の準備または産卵が行われます。
水温が徐々に上昇することでアジは浅場へと移動し始め、春にはアジの食性も変化し、プランクトンや小魚に対する捕食行動が活発になります。産卵に向けて栄養を蓄えようとし積極的に食ってくる個体と逆に産卵間近で餌を積極的に追わない個体がいます。
夏(6月~8月)
夏にはアジの活性が最も高まります。地域によっては初夏に産卵が行われることもあります。
産卵後、アジは再び活発に餌を追い始めます。水温の高い夏は、アジがアミやオキアミなどのプランクトンからシラスのような極小ベイトや甲殻類を積極的に捕食するため、さまざまな釣り方で数釣りが楽しめます。
秋(9月~11月)
秋はアジが成長し、数・サイズが楽しめるシーズンです。
食欲が非常に旺盛になり、イワシやキビナゴなどの小魚の群れを追って回遊することが多くなります。この時期のアジは特にタンパク質を豊富に含む餌に反応しやすくなります。大型アジを狙うためには、より大きなルアーやジグを使用すると効果的です。
大きなアジの方がフッキングしやすくバレにくいうえ、数も多くいる季節で初心者に最も適している季節だと言えるでしょう。
冬(12月~2月)
冬はアジの活動が低下し、深場に留まることが多くなります。この時期、アジはより消化の良い柔らかい餌を好む傾向にあり、食性がより繊細になるため他の季節よりも繊細なアプローチが必要です。ゆっくりとした動きのルアーやナチュラルなアクションを使うと良いでしょう。
また、冬はアジが産卵に向けて餌を積極的に食ったり産卵を目前に控えるとあまり捕食をしなくなります。
アジの産卵を意識した行動変化が大きいのでそれを意識する必要があります。
アジの年間スケジュールを理解し、産卵時期や食性の変化を考慮に入れることで、より効果的なアジングを楽しむことができます。それぞれの季節に応じたアジングの魅力を味わいましょう。
アジング初心者に最適な時期
アジング初心者に最適な季節はズバリ秋です。次点で夏がおすすめ。
秋には春や夏に生まれ成長してきたアジがたくさんいるため特にカウントを刻まなくても簡単に釣れるので初心者でも最初の1匹を釣りやすいでしょう。さらにまずめ時を中心に大きなアジも回遊してくるため大型も期待できるため初心者にとって一年でいちばん数とサイズを出しやすい季節だと言えるでしょう。
次に夏もおすすめです。夏は生まれて間もないアジ(豆アジ)がたくさんいて小さなアジは食欲も旺盛で警戒心も低いので目の前に通すことができれば簡単に食ってきます。
しかし夏はアタリが多いもののなかなか針に掛からない、掛かってもすぐに外れてしまうといったことが起こります。豆アジ(10cm程度)、極豆アジ(5cm程度)などの小型のアジは吸い込む力が弱いうえ口が柔らかいのでフッキングしづらく口切れでバレやすいので秋よりは難しくなります。
アジング初心者におすすめできない季節
アジング初心者におすすめできない季節は冬から春にかけてです。具体的には地域にもよりますが12月〜3月頃です。
この時期のアジは大きいものが釣れやすいですが夏や秋ほど数が多くなくしっかりとアジの居場所を探ってジグヘッドの重さやワームの大きさ、カラーなどを合わせてやらないとなかなか釣れません。たまたま釣れることはあっても連発せず経験者と初心者とで釣果に差が出る季節です。
冬にアジングををやってみたくなることもあるでしょう。それは全然良いことですが難しい季節なんだなと思っておくといいでしょう。
春時期のアジング〜荒食いと食い渋り
春のアジングは初心者でもやりやすいですが、基本を押さえることが大切です。
春のアジングでは、産卵前のアジが積極的に餌を求める「荒食いパターン」が見られます。この期間、アジは小魚やゴカイなどの比較的大きなエサを勢いよく捕食し、逆に産卵後は体力回復のための捕食をしますが、産卵で体力を使い果たしたため積極的な捕食は少なくなります。
春アジングのポイントは、メインベイトによる戦略の違いです。ベイトフィッシュが主食の時は、ファストなフォールを意識した釣り方が効果的です。一方、プランクトンパターンでは、軽量リグを任意のレンジに保ち、じっと見せる戦略が有効です。
タックル選びも重要で、ジグ単が基本です。春アジングでは、スローな釣りが基本となり、ジグヘッドの重さや使うワームが大事で、ジグヘッドの重さは0.5g〜1g程度、ワームは2〜3インチの大きめのものを使用します。
また、アジが居着いている場所を見つけることが、春アジングを成功させる鍵となります。特に、浅場に近接した深場を狙うのも効果的です。
産卵前のアジの荒食い
春の産卵前、アジはエネルギーを蓄えるために積極的に餌を取ります。この時期はアジが荒食いをするため、エサやルアーへの反応が良くなるので、積極的に攻める釣りが有効です。
- 産卵前はアジが積極的にエサを食べる
- ルアーやエサへの反応が良い
- 積極的な釣りが有効
この時期のアジングは釣果が伸びやすいよ!
産卵後の食い渋りパターン
産卵後のアジは一時的に食欲が落ちる傾向があります。このため、食い渋りのパターンが見られることが多いです。そんな時は繊細なアプローチが求められるので、ルアーサイズを落としたり柔らかいアクションで攻めると良いでしょう。
- 産卵後はアジの食欲が落ちる
- 柔らかくスローなアプローチが有効
- ルアーのサイズを落とし柔らかいアクションを意識
アジの目の前でふわふわさせる感じで誘ってみよう!
海水温とアジの回遊
春のアジングのポイントの一つは海水温とアジの回遊パターンの理解です。春に海水温が上昇すると、アジは活発に回遊し始めます。この回遊パターンを把握することで、アジの居場所を見つけやすくなります。
一般にアジの適水温は16〜26度とも言われています。
- 春に海水温が上がるとアジが活発になる
- 回遊パターンを理解する
- 海水温変化をチェックすることが重要
居場所を見つけるとけっこう簡単に釣れるようになるよ。
居着きアジのポイント探し
居着きアジを見つけると春期間の間はずっと同じパターンで釣れることがあります。居着きアジは特定の場所に長く滞在することが多く、大きなアジは夕方に回遊してきて朝に抜けるパターンが多いです。
特定のポイントに何度も行くといつ入っていつ出ていくのかがわかるようになってきます。そして大体同じパターンで釣れますよ。
- 居着きアジは特定の場所に長く滞在
- 同じポイントを何度も訪れる
- 同じパターンで釣りやすい
回遊パターンを掴んだらあとは釣り方を見つけよう!
夏時期のアジング〜小型の数釣りが熱い
夏のアジングは豆アジを狙って楽しむシーズンです。夏時期のアジは活性が高まり、表層近くでの釣りが特に効果的になります。夏のアジングでは釣れるサイズが小さいため、ライトなロッド・小型リール・細いラインを使うと楽しみやすいです。
釣り方に関しては、どの時間帯でも釣れますが朝早くや夕方・夜間が特におすすめの時間帯です。
こういった時間は警戒心が下がり積極的に水面近くで活動するため、餌・ルアーに対する反応が良くなります。小型のジグヘッドやメタルジグ・プラグを使い、リトリーブ・小刻みなシェイクをするとアジの反応が得やすいです。
夏のアジングは、数釣りを楽しむことができ、初心者からベテランのアングラーまで幅広く楽しめる季節です。
小型アジが多く、数釣りに適している
夏は小型のアジが豊富に見られるため、数釣りに最適なシーズンです。初心者や子供でも楽しめるため、家族連れにも人気があります。また、手軽に楽しめるのも特徴です。
- 多くの小型アジが見られる
- 家族連れや初心者にも人気
- 手軽に楽しめる数釣りが魅力
たくさん釣ってアジ南蛮にしよう。
湾奥の堤防や常夜灯周りが有効
夏のアジングでは、湾奥の堤防や常夜灯周りなど程よく潮が溜まっている場所が特に良い釣り場になります。こういうエリアには小型アジが集まりやすく、アクセスも良いため初心者でも安心してアジングが楽しめます。
- 小型アジが集まりやすいエリア
- アクセスが良く人気のスポット
- 潮の流れを利用すると効果的
堤防でのんびり楽しく釣ろう!
上の層を狙う
夏はアジが水面近くに上がってくることが多いため、水深の浅いポイントも狙い目です。浅い水域や表層狙いで釣果を得やすいでしょう。
- 水面近くで活動するアジが多い
- 浅場での釣りが楽しい
- アジの活動が活発なポイントを狙う
夏は表層狙いでテンポ良く釣っていこう
活性の高いアジの釣り方
夏のアジは活性が高く、速いアクションで効率よく釣ることができます。小型のジグヘッドやメタルジグ・プラグを使用し、軽快なアクションを心がけましょう。
- 小型のジグヘッドやメタルジグ・プラグを使う
- 軽やかなアクションで誘う
- 早い動きに好反応
活性が高い夏のアジは投げてただ巻きだけでもばんばん釣れちゃう。
秋時期のアジング:サイズと数で楽しむ
秋時期のアジングは、一年の中でも特に魅力的なシーズンです。この時期はアジが成長しサイズが大きくなり、数も多いため数・サイズともに期待できる季節です。
秋にはイワシやキビナゴなどの小魚の群れが増え、アジはこれらを追って活発に回遊します。このため、魚群を見つけると釣果に結びつきやすいといえます。深場や磯周辺では大型のアジも狙いやすいです。
さらに、秋のアジは食欲旺盛で、様々な種類のルアーや餌に反応しやすくなります。いつもとは違う釣り方を試してみることで、新たなアジングの楽しみを発見できるでしょう。
秋のアジングは、豊かな海の恵みを感じることができる最高の季節です。
秋のアジの狙い方
秋になると、春や夏に比べてアジが成長し、サイズが大きくなります。大きく成長したアジを狙うためには、深場をメインに探りつつ重めから軽めまで幅広いジグヘッドにワームも大きくしたり小さくしたり、カラーローテーションしたりと色々なパターンを試してみるのがいいです。
秋はアジにとっても食べ物が豊富なので色々試してみて当たったものを繰り返すのがおすすめ!
- 秋はアジが大きく成長する季節
- 深場をメインで狙う
- 色々なパターンを試す
秋は簡単に釣れて大物も期待できるよ。
秋のイワシ・キビナゴパターン攻略
秋はイワシやキビナゴの群れも多く、大型のアジはこれを追って活動します。イワシやキビナゴの群れを見つけると高確率で大きなアジがいます。
そしてそれらを食べるアジはプランクトンを食べているアジよりも小魚のような小刻みな早い動きに反応が良くなる傾向にあります。
- 大型のアジはイワシやキビナゴの群れを追う
- それらがいるとチャンス大
- 小刻みで早い動きに好反応
小魚の群れを見つけたら大チャンス!狙ってみよう!
大型アジへのアプローチ
大型のアジを狙う場合、通常のアジングよりも強い装備が必要です。より大きなルアーやジグ、強度の高いラインやリーダーを用いることで、大型アジとのファイトに備えましょう。
- 大型アジを釣るには強いセッティングが必要
- 大きなルアーやジグの使用
- 強度の高いラインやリーダーを選ぶ
大型が掛かっても良いように強い装備を用意しよう。
冬時期のアジング〜大型狙いの冬
冬のアジングは、初心者にはちょっと難しいうえ寒さで心が折れてしまうのですが、それを差し引いても魅力がいっぱい詰まっています。
冬時期、アジは寒さで動きが緩慢になります。そのため食欲を刺激するための工夫が必要です。例えば、アジにとって魅力的な餌やルアーを使用し、ゆっくりとした動きで誘うとアジもそれじゃあ食ってみようかと口を使います。匂い付きのワームを使ってみるのも良いでしょう。
また、冬はアジが深場に移動するため秋よりも深い場所を狙うことが重要です。港の奥や海の深い部分など、冬ならではのポイントを見つけると釣りやすくなるでしょう。
冬のアジングは、アジが集まりやすい時間帯や場所を見極めることが特に重要で、これを見つけたらあとは色々試してアジがどんなパターンで釣れるかを見つけましょう。
冬特有の静かな環境での釣りは、他の季節にはない独特の楽しさがあります。冬ならではの脂の乗った大物アジを狙うチャンスもありぜひとも遊んでみてほしい季節です。
冬の深場釣りのコツ
冬になるとアジはより深い水域に移動するため、大型アジを狙うには深場を重点的に狙う必要があります。重めのジグヘッドやメタルジグを使うかスプリットやキャロ仕掛けで底〜中層付近を丁寧に探ることが重要です。
冬のアジは動きが鈍いため、ルアーの動きもゆっくりとさせ、アジの興味を引き付けるのがコツです。
- 大型アジは深場に移動
- 深い場所を狙える仕掛けを使う
- アクションはゆっくり見せる
深場をじっくりと探ろう!
暖かい水温のポイントを狙う
水温を測定してみるのも一つの方法です。水温がアジの適水温内であれば影響はあいませんが適水温の16度を下回っている場合は他の海域よりも適水温に近い場所があればそこにアジが集まってきやすいです。
温かい海流が近い場所や、太陽の当たる時間が長い場所は、そういったアジが集まりやすいです。
- 水温測定も大事
- アジの適水温は16〜26度
- 海水温が低い場合には適水温に近い暖かい海域が強い
アジはあったかい方が嬉しいみたいだね。
冬のアジング戦略
冬のアジングでは、狙うポイントの選択と釣り方が大事です。大型のアジは特に警戒心が強いため、人が少ない時間帯や静かな環境での釣りが効果的です。また、冬のアジングでは一定のポイントに長時間留まり、じっくりとアジの活動パターンを見極めることも大切です
- 冬は狙うポイント・釣り方が大事
- 人が少ない場所・時間も有効
- 同じポイントで長くやるべし
ここだ!と思ったポイントでは長くやってアジの反応や入ってきてるかを観察してみよう。
季節ごとのアジングを楽しもう
今回はアジングと時期(季節)の関係性について解説してきました。
アジングは年中楽しめますがその中でも最もオススメなのは秋!豆アジをたくさん釣って楽しむなら夏!難しいけど脂の乗った美味しい大アジを狙うなら冬から春!というように四季それぞれに特徴があって面白いんです。
これからアジングをやってアジを釣ってみたい!と思ったなら夏か秋から始めると最初の1匹に出会いやすくおすすめです。
1年を通してアジの成長を見ながら釣りをするのはとっても楽しいのでぜひとも色々な季節のアジングを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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