こんな悩みを解決できる記事になっています!
どうも。なかせです。(@nakase_kimama)
さっそくですが、ギガアジ釣ったことありますか?釣り方分かりますか?
ギガアジってなかなかお目にかかれませんし、場所によっては一生釣れないことも。しかも場所にいってもそう簡単には釣れません。時期や場所を合わせた上で釣り方を知らないと釣れないんです。
かくいう私も五島列島へ移住し1年経ってようやく釣れるようになり今では毎日のように釣れるようになりました。
この記事では、数ヶ月間毎日釣り場に通い様々なタックルやジグヘッド、ワーム、ラインなどをテストし出た結論からギガアジ釣りの方法をお伝えします。
生涯の記念ともなるギガアジを釣ってみたい。今よりも釣れる方法や考え方を知りたい。という方はぜひ最後までご覧くださいね。
ギガアジとは
ギガアジとは、一般的なアジよりも遥かに大きなサイズを誇ります。通常のアジが20cm前後のサイズであるのに対し、ギガアジは40cmを超える特大サイズ。
多くのアジンガーが尺サイズ(30cm)を一つの目標とし、40以上ともなると一部の地域でしか釣れずアジンガーの間で特別な存在とされています。その大きさから、釣った時の達成感や興奮は格別です。
引きも尺サイズとは比較にならないほど強く、食味も脂が乗って非常に美味です。
こんなアジも釣り方が分かれば簡単に釣れちゃうよ!
ギガアジの釣り方
ギガアジ釣りの基本は場所選びとタックルセッティング、時期、誘いのテクニックなどです。
どれもはじめは難しいと思いますが慣れると案外分かってくるものです。
ギガアジ釣りの基本を学んでガンガン釣れるようになっちゃいましょう。
デカアジが好む環境
まず大きなアジが好む環境は小さなアジとは異なるためそれを知っておきましょう。デカアジが好む(釣れる)環境は以下のような環境です。
- 水深のある岩場
- 潮流の速い海峡
- 港や沖合の人工構造物
- プランクトンが豊富な海域
それぞれ解説していきます。
水深のある岩場
ギガアジは水深のある岩場を好みます。岩場には小魚やエビなどの餌が豊富にいるため、ギガアジがエサを求めて集まります。主にまずめの時間帯にやってきます。
潮流の速い海峡
潮流が速い海峡もギガアジにとって魅力的な環境です。速い潮流は、プランクトンや小魚を運んできます。これがギガアジにとって豊かな食料源となるため集まりやすいです。しかし早い潮流の中ではアジングのような軽量の仕掛けが扱いにくいので釣るのも難しくなります。
港や沖合の人工構造物
ギガアジは港や沖合の人工構造物周辺にも集まります。これらの場所は、魚類が隠れる場所や産卵場所として機能することが多いです。特に桟橋の周りや人工リーフは、ギガアジの好むエリアです。
産卵の絡む冬〜春頃にはこういったポイントでギガアジを狙いやすくなります。
プランクトンが豊富な海域
デカアジはプランクトンが豊富な海域を好みます。プランクトンはデカアジの主食の一つであり、プランクトンが豊富な海域にはキビナゴやイワシなどの小魚も集まり魚食性の高いデカアジも集まる傾向にあります。
プランクトンパターンにしろ小魚パターンにしろギガアジが集まってきます。
ギガアジの生息地:聖地と呼ばれる場所
アジ釣りの聖地といえば壱岐や五島列島は外せません。
多くのアジンガーがこの地にギガアジ、テラアジを求めてやってきます。僕もこの地で45cmのアジをはじめ40cmクラスを200匹以上は釣りました。
なかには59cmのアジを釣ったという人もいるのが驚きです。
この地では船などを使用しなくても堤防からこんなサイズのアジが狙えちゃうんです。
ギガアジは特定の海域でないと釣れない非常に希少なアジです。
今のあなたの通っているフィールドはもしかしたらギガアジの回遊はない海域かもしれません。なので本気でギガアジを狙いたい人は壱岐や五島列島への遠征も検討してみてはいかがでしょうか?
ギガアジシーズンに壱岐や五島列島へ行けば釣れる確率大幅UP!
ギガアジ釣りに必要なタックル
ギガアジを釣り上げるためにあると安心なスペックはこんな感じ。
ロッド:6〜7フィートのL〜MLクラス
リール:C2000、2000番手
ライン:6ポンド前後
リーダー:6ポンド前後
ルアー:ジグヘッド2〜3gにワーム2.5〜3.5インチ
これくらいのスペックがあればギガアジは問題なく取れますし抜き上げも可能です。
ドラグをしっかりと効かせてタモ入れをする前提であればこのくらいのスペックでも取れるというのも併せて紹介しておきます。
※筆者はロッドの限界を知るための興味本位で行っており、同じようなスペックで行うとラインブレイク・最悪ロッドの破損にもつながるためやられる際には自己責任で行ってください。
ロッド:4.8フィート AL
リール:1000番手
ライン:3ポンド
リーダー:4ポンド
ルアー:ジグヘッド1.6gにワーム3インチ
これは僕が持っている豆アジ用のタックルです。一応ギガアジ用としてPEライン0.1号を使用しております。
このロッドでギガアジを掛けたら取れるのか?という疑問から行ってみましたがちゃんとキャッチできました。しかしロッドが短くやりとりがとっても大変でしたし時間もかかってしまいました。
安定して取りたいという人は上の画像やスペック表を参考に安心タックルを用意してギガアジとの遭遇に備えましょう。
ギガアジ用のおすすめタックルセット
ここでは上の項で解説したスペックをもとにコスパで選んでみました。ロッドとリール以外は僕が実際使用しているものと同じものになります。
しっかりと釣果が出せますのでタックル選びに迷っている人は参考にしてみてください。
\長尺でバラさずやり取りがしやすい/
僕が使用しているアジングロッドと同じものがないのでスペックがほぼ同じものを載せているよ。
\扱いやすいコスパ機!ノーマルギアでも可/
2000sが最適!
\圧倒的につかいやすいPEライン/
水馴染みがよく風や潮の流れにも対応しやすく強度も非常に強く安心!
\伸びないアーマードに合うのはコレ/
アーマードとの相性・性能としてはピカイチ。
\魚に見えないラインで違和感なく食わせる/
こっちの方が切れやすいけど食わせ力は高いかな
\小粒で口に入りやすくフッキングしやすい/
安価で使いやすいけどラインアイが狭いのは注意ね。
\強烈なアジの引きでも曲がらない/
最近はこればっかり。ギガアジ20匹抜きあげても曲がらない!
\フォルムと波動・匂いで誘う筆者イチオシ/
この2つが特におすすめ。食わせ力はブーティブースト、コスパはイージーシェイカーかな。
これでギガアジ釣りへ行ってみよう!
ギガアジ釣りにおすすめの季節
ギガアジを狙うのにおすすめの季節はズバリ秋から春先。地域によって気温や水温の差があるため一概にはいえませんが11月〜6月頃までが産卵準備期と産卵直前期、産卵期、回復期にあたり大型のアジがショアからでも狙えるようになってきます。
狙い方が11月頃と6月頃とでは変わってくるので季節によって戦略を変えていくのも大事です。
具体的には11月〜1月頃は産卵前の爆食い時期にあたり早めのアクションにも反応が良く見つけてくれれば食ってくる印象です。
ただしベイトも多くそれが原因で見つけてくれにくく釣れないこともあるので匂いをつけたり色を目立ちやすくしたり強波動がでるワームを使用するなどの工夫が必要!
この時期が一番大型を期待しやすい時期です。
2月〜4月頃は水温が低く活性があまり高くないことも多い。そのため早めの動きは控えてゆっくりじっくりと見せて誘うのが有効になります。
5月、6月頃は水温も上がり産卵を終えた個体が餌を食べ始めるため早いアクションにも一定の反応を見せるようになりますしアタリも大きく出るようになります。
けっこう時期によって活性やアタリの出方にも変化があるため時期に応じて誘い方を変えていこう。
ギガアジのベイト
これはギガアジの胃袋から出てきたキビナゴです。3〜5センチあります。
アジも大型になるほど魚食性の傾向が強くなります。プランクトンや甲殻類も捕食しますがやはりメインの餌はキビナゴやカタクチイワシなどの小魚。
地域によってカタクチイワシかキビナゴかは分かれるところですが、魚食の場合にはおもにこの2種類の魚がアジのベイトなることが多いです。なのでこの時期のアジングではこれらの魚がよく入って溜まっているポイントを探すとギガアジに出会いやすいでしょう。
プランクトン、小魚それぞれで釣り方が異なるので次の項で学んでおきましょう。
夜にキビナゴやカタクチイワシが入ってきて溜まっているポイントにはギガアジが入ってくる可能性大だよ。
ギガアジ釣りのテクニック
ギガアジのいるポイントに入り、ベイトを特定しても釣り方が分かっていなければ釣れません。ここではそんなギガアジの釣り方をアジの特性を含めて解説します。
深場を狙う
一つ目は深場を狙うことです。深場は水温や塩分濃度が安定しており大型のアジにとって非常に快適な場所であるとともに、餌となる小魚や甲殻類、多毛類、プランクトンなどが豊富です。
そして鳥といった外敵に襲われる心配もないので大型の賢いアジは深場に篭るようになります。
産卵が絡んだ個体も深場でじっとしてあまり動かないという特性があるので大きなアジを釣りたければ深場を重点的に攻めるのが効率的です。
釣れないという人は深場をしっかりと攻められていないのかもしれません。
ぶっちゃけ深場だけ探ってても釣れちゃうよ。
暗部を狙う
アジは視力が0.1程度しかなく目が悪いです。暗闇だとなおのこと目が効かないのですが大型になるにつれ視力が上がり暗所でも目が効くようになってきます。小魚は暗所では目が効きにくく接近しても気付かれにくいため大型アジにとって捕食に有利な状況となるため結構暗所にもいます。
アジング=常夜灯の下と思っていると案外釣果が伸び悩むことがあります。そんな時には常夜灯下の明るい場所ではなくそこから少し離れた暗所を探ってみるといいでしょう。
暗部の方が爆釣することも多いよ。
シルエットを近づける
餌となるものにシルエットを寄せる工夫をしましょう。プランクトンを食べている時には潮のすみ具合によってクリアラメやグローの点発光などでプランクトンの群れに見せてあげ、小魚を食べている時には3インチでフィンがついているものを使うなどキビナゴやイワシに近いサイズ感とシルエットにしてみましょう。
マッチザベイト(魚の食べているものとルアーがあっていること)になると高確率で食ってくるので常に観察してベイトを特定しましょう。
現在進行形で食べている餌に合わせてあげるとかなり簡単に釣れちゃいます。あとすることはひたすら見つけてもらうまでワームを泳がせるだけ。
これだけであっさりと釣れちゃいます。
1匹釣れたら胃袋を確認してみるのも有効だよ。そこにヒントがいっぱい。
重さを調整する
秋時期や冬時期の爆食いアジでは重くてもさほど問題になりませんが春ごろになるとお腹に大きな卵を持ったメスのアジが多くなります。そういったアジは活発な捕食行動をしません。なので激しいアタリはでなくなりますし小さなアジのようにアタリはあるけど乗らないということが起こりやすくなります。
深場狙いでアジを狙っていると水深や風、潮の速さでジグヘッドを重く(3g)することもありますがそうするとアタるけど食わない現象が起こります。アジの居場所を特定したのであとは食いやすいように重さを軽くしてあげるだけ。3g→2.5g→2gというように調整してみてください。
軽くしたら当然カウントダウンの時間を増やしたり風、潮で流れるのを計算して投入ポイントを変えてね。
アクションを変える
ベイトの種類や時期によってアクションを変えていくとギガアジに辿り着きやすくなります。
プランクトンを捕食している時や産卵前の時期では深場でレンジキープして極力アクションせずに流すのが効果的ですし秋のシーズン序盤ではただ巻きやトゥイッチなどで小魚特有のキビキビしたショートアクション(横の動き)で誘ったりリフトアンドフォールでの縦の動きで誘うなどベイトに小魚を想定した積極的なアプローチで釣果を得やすいです。
極力アクションさせないで。と実際に伝えて実践してもらおうとしてもアクションさせちゃってる人がほとんど。時間帯やその日の食い気にもよりますが動かさない時はリフトして糸フケを回収したらテンションフォールで10秒、20秒動かさず放置することも。
春時期の食い気の落ちたギガアジを釣るにはこれくらい動かさずに潮に乗せておくことでヒットさせることもできます。
これを知っているのと知ってないのとで釣果に圧倒的な差が出ます。(僕が30匹釣ったところで同行者が数匹ということもありました。)
時期やベイトの種類でアクションを変えて反応を探ろう!
ギガアジをバラさない方法
ギガアジがせっかく掛かったのにバラしてしまう人も多くいます。僕もいまだにバラしてしまうことはありますが当初より圧倒的にバラシは無くなりました。
もともと10ヒット5バラシなどしてましたが今では50ヒット2バラシとかそのくらいバラさなくなったのでその方法をここでお伝えします。
要点はこれです。
- ロッドは柔らかく長いものが良い
長く柔らかいものほどアジの引きを分散して口切れやラインブレイク、針曲がりを防げる。(48のロッドよりも78のロッドを使用した時の方がバラしが少なかった。)
- ラインは強いもの、リーダーは程よく伸びるものが良い
通常0.3号のPEライン+フロロリーダー6ポンドで行っているが時折ラインブレイクすることがある。数釣った後に起こることから劣化が問題の可能性もあるがこの強度ではラインブレイクの可能性がそれなりにあるため、確実性を求めるならさらに一段強度を上げるのもあり。リーダーの伸びもラインブレイクしにくくなる。
- ジグヘッドは太軸使用
当初ジグヘッドは安価なものを使用しておりそれでも釣れることには釣れたが数匹釣ったら曲がる、大型が掛かったら針が折れるなど悔しい思いも。太軸使用ならギガアジは余裕で外道の真鯛やヒラスズキがヒットしても釣り上げられる。
- 掛けたらドラグが出る状態でひたすら巻く
ドラグは軽く引っ張って出る程度でも可。ドラグを出しながらガンガン巻くといいです。こうすることでアジは泳いでるのに進まずスタミナだけ失われていきます。アジが暴れてもドラグが出て口切れを防げる。バラさないためには時間をかけず口を切らないことが大事。時間を掛けると穴が拡張され針が外れやすくなる。
- 魚との距離があるうちは竿を起こし曲げ、魚が近づいてきたら竿を下げて横に曲げて寄せてくる
竿は常に曲げパワーを分散できるように。魚との距離に合わせて竿の角度を意識するといいです。近くによってきた状態で竿を起こしていると魚が水面を割ってしまいます。魚が水面でバタバタしているとテンションが抜けやすくフックポイントの拡張と相まってバラしやすいです。
- 魚は極力水から出さずに水から出したらその勢いで抜き上げるかタモ入れをする
魚を水面から出すとテンション抜けとフックポイントの拡張が起こり時間経過でバラシのリスクが高まります。寄せてくるまでが早くあまり暴れさせていなければ柔らかい部分に掛かっていても抜き上げは可能です。タモ入れの場合は素早くタモ入れすることが重要になります。
- 抜き上げ時はテンションをじわーっとかけて抜き上げる
抜き上げをする時にはフン!と一気にテンションを掛けてやるのではなくゆっくりとテンションを掛けて優しく抜き上げるのがポイント。強く一気に抜くと口が勢いで切れてしまいますがゆっくりと行うとアジの自重しか口元にかからないため口切れしにくいです。
これでバラしがだいぶ減るよ。
ギガアジを釣ってアジングをもっと楽しもう
今回はギガアジの釣り方について解説してきました。
ギガアジはアジンガーにとって念願となる尺サイズを超えた圧倒的なサイズのアジです。釣るためにはしっかりとした準備に釣り方の学習、掛けてからバラさずに上げる方法を知っておかなければなりません。
しかし一部の地域・海域でしか狙うことができないのでそういう地域外にお住まいの方は遠征をして狙う必要がありますがその価値は十分にあると思います。
一生の思い出になるギガアジを遠征して狙ってみてはいかがでしょうか?
今回はこの辺で。でわでわ。
ギガアジの食べ方や値段について書いています。興味がある方はこちらもご覧ください。
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