アジングロッドしか持ってないんだけどエギングもしてみたい。できるかな?
できるよ。けど注意点もあるね。
注意点?
専用ロッドじゃないから強度や性能面で大きく劣るから扱いにくいってことだね。細かく話していくよ。
どうも。なかせです。(@nakase_kimama)
アジングロッドでエギングができないか?
結論から言えばできます。
できるけど快適ではないし注意しなければロッドの破損に繋がってしまうこともあるということです。
この記事ではアジングロッドを用いてエギングが可能である訳と破損させないための取り扱い、おすすめのエギについて解説します。
アジングロッドしか持っていなくてエギングができない。そんなことありません。やり方を変えればエギングをすることは十分可能なんです。
エギングロッドを持ってるよって方もアジングしている時にイカを見つけたら狙いたくなるでしょう。そのためにわざわざエギングロッドまで持って行く必要はなくタックルボックスに一つエギを忍ばせておけばOKです。
ぜひアジングロッドでエギングを楽しんでみましょう。
アジングロッドでエギングは可能!
アジングロッドでエギングは可能です。
筆者もライトゲーム用のバッカンの中にエギを忍ばせておりアジング中、イカの回遊があればエギをセットしイカを狙うこともあります。
参考に筆者のアジングタックル3種を載せておきます。
筆者のアジングタックル
※下にいくにつれタックルパワーが下がっていきます。
ロッド:・宵姫天48AL(ルアー0.1g〜1,5g)
・宵姫華弐54AL(ルアー0.1g〜1.5g)
・宵姫華弐72M(ルアー0.7g〜12g)
リール:・19ヴァンキッシュ1000sssPG
ライン:・ピンキー0,25号(1.2lb)
・アーマードF+Pro0.1号(3lb)、0.3号(6lb)
主に一番上の弱いタックルを使用して
・アオリイカ200g〜400g
・ヤリイカ30cm〜40cm
などなど釣っています。タックル、ラインの強度がなくてもこのくらいならなんとかなります。
アジングロッドでもエギングはできてるね。
アジングロッドでエギングをする場合の注意点
そもそものお話ですがアジングロッドはエギングロッドのような専用のロッドではないのでなんとかエギングができる程度であるということです。
アジングロッドでエギングは確かに可能であり筆者も破損といったトラブルは起こっていませんが破損につながるリスクはあるということは理解しておきましょう。
上記で載せているタックルはあくまでもアジングをメインで楽しむものであり、エギングには向きません。あくまでどんなタックルでもやろうと思えばできるといったふうに考えてください。
リスクを承知してあくまでも自己責任で楽しんでね。
エギングにおすすめなエギングロッドを知りたい方はここからチェック
アジングロッドでエギングするメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
アタリが取りやすく釣りやすい サイズが小さくても引きを存分に楽しめる タックルを複数用意しなくてよく経済的 | アピール力が弱い ロッド破損のリスクが高い ラインブレイクのリスクが高い 操作性が悪い |
エギングでアジングロッドを使うメリットは3つ。
メリット1:アタリが取りやすく釣りやすい
アジングロッドは潮の微妙な変化やアジの微かなアタリも捉えられるほど繊細です。イカのアタリもバッチリ分かるので釣果が上がるのは間違いありません。
エギングの釣れない原因のほとんどがアタリを取れていないことなのでアタリが取れるだけでかなり変わりますよ。
僕もイカのアタリが分からなかったですがアジングロッド使用時にはバッチリと分かりガンガン釣れました。
アタリとか変化が分かり易すぎる。
メリット2:サイズが小さくても引きを存分に楽しめる
もともとアジを釣るロッドでアジは30cmくらいあっても200gくらいです。そういった魚を楽しく釣ることができるロッドなので、200g〜300gといったエギングロッドでは釣っても楽しくない子イカでも十分楽しむことができるんです。
アジングロッドの弱さが逆にメリットになっています。
秋などのサイズがでない時期やヤリイカがよく釣れる場所などではアジングロッドでのエギングがちょうどいいバランスかもしれませんね。
ロッドが弱いからイカが小さくても楽しいんよ。
メリット3:タックルを複数用意しなくてよく経済的
筆者的にはこれが結構大きいと思ってます。釣りって何かとお金が掛かるのでガチの釣り以外では出費をできるだけ抑えたいものです。
1本のロッドでアジングからエギング、メバリング、チニングなど行えばコスパ良くかなり色んな釣りを体験できます。
ちなみに筆者は現在手放してしまってエギングロッドは1本も所持しておりません。
1本で色々できちゃうのはありがたいね。
デメリット1:アピール力が弱い
アジングロッドでのエギングだとどうしても小さいエギを使用することになってしまいますし、激しくしゃくることもできないので必然的にアピール力は落ちてしまいます。
広範囲のイカを寄せたりイカのスイッチを入れたりは難しいかもしれません。
専用ロッドじゃないししょうがないね
デメリット2:ロッド破損のリスクが高い
アジングロッドは当然ながらエギを投げたりしゃくるようにはできていません。
そのため想定外の使い方をすれば当然ロッド破損のリスクは高まります。
リスクは十分に理解し自己責任で行うようにしましょう。
できるだけ適正ウエイト内のエギを選択して優しいしゃくりを心がけよう!
デメリット3:ラインブレイクのリスクが高い
アジング用のラインのままだとどうしても強度が低いためキャスト切れや、しゃくって切れたりヒットした瞬間に切れる、ファイト中に切れるといったことが起こりやすいです。
兼用で使いたいという方はPEラインの0.3号前後を用いるといいでしょう。
ドラグの調整とキャストやアクションを控えめにすれば1.2ポンドのエステルラインでも切れないけど心配な方は強度のあるPEラインを使おう。
デメリット4:操作性が悪い
アジングロッドで操作するにはエギは重すぎるんです。竿自体も柔らかくてエギの操作をするのには正直向いていません。
あくまでもエギングの形が取れるというだけでエギングを快適に行うことはできないのです。
操作性の悪さは覚悟しておきましょう。
アジを釣る道具だもんね。しかたない
アジングロッドを使ったエギングのコツ3つ
アジングロッドでエギングを楽しむためには
の3つを意識するといいでしょう。
順番に解説します。
① タックルの選び方
筆者の経験(最弱レベルのタックルでやっている)からいうと、どんなタックルでもできますが破損のリスク、ラインブレイクのリスクを下げ比較的快適にエギングをするためにはタックルも重要になってきます。
ポイントは以下のとおりです。
- ロッド:6〜7フィート程度のL〜Mくらいまで
- リール:C2000か2000番手
- ライン:PEライン0.3号前後
このくらいのスペックであれば竿自体が重い仕掛けを扱えますし、よっぽど酷い扱いをしない限りは破損やラインブレイクも起こらないです。
このくらいのアジングロッドを使ってる人は割と安心してエギングできるよ。
② エギの選び方
アジングエギングにおいては通常のエギングとはサイズ選びが異なります。通常、狙いのイカのサイズや季節に応じてエギのサイズを調整しますがロッドのスペック(ルアーキャパ)に合わせて調整してください。こうすることで扱いやすさとリスク対策になります。
エギサイズは1,5号〜2.5号を使用します。目安は以下
- ルアーキャパ2g前後:エギ1.5号
- ルアーキャパ7g前後:エギ1,5号〜2号
- ルアーキャパ12g前後:エギ2号〜2.5号
自分のアジングロッドの扱える重量を確認して無理のない範囲にしよう。
③ アプローチ方法
アジングエギングでのアプローチはあくまでもソフトに!です。竿先で軽くエギを弾くようなイメージです。
アジングロッドでのエギングは専用のロッドと異なり激しいしゃくりは厳禁。ロッド破損の原因となってしまいます。
ロッドの扱えるルアー重量内であったりそれに近しい場合には激しくしゃくらなくてもエギはしっかりと動くのでイカへのアピールは十分!
ちょこちょこと小さなアクションでも釣れちゃうのがアジングロッドエギングだよ。
アジングロッドでエギングする場合のタックル紹介
おすすめロッド
【シマノ】ソアレ TT 74L-S
自重69gと軽く7フィート4インチという長さは遠投もできどんなフィールドにも合わせやすいです。
適合ウエイトも0.5g〜12gと幅広くアジングシーンでの活躍だけでなく秋イカシーズンのライトエギングもバッチリハマるスペックでありジグ単、フロート仕掛け、メタルジグ、プラグ、ライトエギングなどできる幅が広すぎるためこれ一本で全て賄えてしまいます。
ギガアジ、1kgくらいのイカは全然余裕で取り込めてしまうロッドです。
【ダイワ】 アジングロッド 月下美人 AIR AGS A68L-T
わずか56gと非常に軽く扱いやすさと強度のバランスに優れるのが68という長さです。加えてチューブラーティップであるためアジや秋イカの小さなアタリもカンッ!という反響で伝わりやすいため釣果をあげやすくなります。
適合ウエイトも0.5gから8gまであり2号のエギの使用は申し分なく2.5号のエギもキャスト時に軽く投げるようにするとあとは、ハリのあるチューブラーティップで軽快に操作ができますよ。
こちらは先に上げたものよりもより繊細にアジング・ライトエギングを楽しみたい方向けだと言えます。
おすすめリール
【シマノ】20ヴァンフォード2000S
ヴァンフォードは圧倒的なコスパの良さでプロの愛用者も多いです。
上位機種のヴァンキッシュのような使用感でなんといっても自重の圧倒的な軽さ、巻きの軽さ、耐久性の高さが魅力です。
私も使用開始し3年になりますが一度もオーバーホールに出すことなく不具合なしでガンガン活躍しています。
エイや60cm程度の真鯛やヒラスズキ、数百にものぼるギガアジを釣っていますが全く問題なし。巻きの軽さは微細なアタリを情報として伝えてくるため釣果は明らかに変わります。
アジングロッドでアジだけでなくイカや真鯛、スズキなど様々な魚種を釣りたい人はぜひ一度使用してみてください。
【ダイワ】23月下美人LT 2000S
自重はわずかにヴァンフォードに劣るものの異次元の巻き感度と操作感がこの価格帯で味わえるのは正直やばいです。
この機種も圧倒的コスパ機になります。シマノのリールとの違いはマグシールドが入っていることで、これにより内部への塩水の侵入を阻害し劣化を防げるようになります。
耐久性も問題なくヴァンフォード同様に釣り上げることが可能です。
こちらも幅広く使用していただける上マグシールド入りで日々のメンテナンスが楽になるため私含めズボラさんにはこっちがあっているかもしれませんね。
おすすめライン
アーマードFシリーズは筆者愛用の次世代PEラインです。トラブルがほぼなく強度や耐摩耗性が非常に高いので細糸を使う際の安心感は抜群です。アジングで使いやすいように比重が重くなっているのも高ポイントです。
基本的に0.3号を使用してドラグを効かせてやりとりすれば60の真鯛だろうとヒラスズキだろうとラインブレイクせずに上げられますのでまだ使用したことのない方はこの機会に使用してみてください。
以下の記事でアーマードFについて詳しく解説していますのでもっと知りたい方は読んでみてください。
おすすめエギ
\1.6号エギ/
\2号エギ/
\2.5号エギ/
ここで紹介しているものはどれも使いやすくよく釣れます。
2,5号エギとして紹介しているエギはフラッシュブーストでアクションしていない間も誘うことができるのでアクションの控えめなアジングエギングで使いやすい性能と言えるでしょう。1.8号のラインナップもあるのも嬉しいところです。
アジングロッドエギング〜 よくあるQ&A
- アジングロッドとエギングロッドの違いはなんですか?
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簡単にいうと長さと強度が違います。アジングロッドは基本5、6フィートでティップをはじめ全体的に細い仕様になっているのに対しエギングロッドは8.6フィート前後で全体的に太くしなやかなテイストになっています。ティップが繊細で先端から柔軟に曲がり高感度で操作性が良いというロッド特性は両者共通しているためアジングロッドの強いものとエギングロッドの弱いものは似た性能だと言えます。
- アジングロッドの長さはエギングにどのように影響しますか?
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アジングロッドで長い部類というと7フィートから8フィート台になりますが基本的に長くなると扱えるルアー重量が上がりより遠くにルアーを飛ばすことができるようになっていきます。近距離での操作性は落ちますがより広範囲にいる以下にアピールできるため釣果を得やすくなります。また、タメがきく分バラしにくくなる、エギをしゃくりやすくなる、障害物をかわしやすくなるなど基本的にメリットが大きくなります。
- どのくらいのサイズのエギならアジングロッドで使えますか?
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アジングロッドにもよりますが基本的には1.5号〜2.5号が使用できます。短く細く繊細なもの(豆アジ用)などではルアーウエイトが足りない場合がありますがキャスト時にゆっくりと重みを乗せて投げ、あまり激しくしゃくらなければロッドの破損はそうそう起きません。詳しいロッドのルアーキャパと使用できるエギサイズの関係は上でも解説しているのでそちらをご覧ください。
- エギング用で使いやすいアジングロッドの特徴は何ですか?
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通常のエギングロッドで使いやすいものというのが、ティップは柔らかく竿全体にはハリがある先調子のロッドです。アジングロッドでも似た性能のものを使うと扱いやすくアタリを取って行きやすいです。
- 柔らかいアジングロッドですがエギングできますか?
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可能です。しかし少々しゃくりにくかったりアワセが決まりにくい傾向にあるのでしゃくらない巻き主体のエギングをすることで竿の短所をうまくカバーでき釣果を得やすいのでお試しください。
- アジングロッドの長さがエギングに与える影響はどのようなものですか?
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ロッドの長さが長くなることで飛距離が出しやすく、広範囲を探りやすくなります。またしゃくりやすくなる傾向にあります。逆に短いロッドは高感度でありより細かいアクションが可能になり近距離のいかに高アピールができます。
- アジングロッドのなかでどんなものがエギングに向いてますか?
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簡単にいうとフロートリグやスプリットショットリグなど10g前後の重めの仕掛けを扱えるパワーと長さのあるロッドが向いています。具体的には7〜8フィートのL〜Mクラスくらいのロッドがいいでしょう。ティップは好みにもよるところですがよりハリがあってキレのある動きを演出しやすいチューブラーティップがおすすめです。
アジングロッドでエギングを楽しもう
今回はアジングロッドでエギングをやっちゃおう!という記事でした。
アジングロッドでのエギングは専用ロッドのように快適に行えるわけではないですがとっても気軽に行えるのが大きな魅力です。
ご自身のアジングロッドで無理のない範囲で扱えるエギを1、2個バッグに忍ばせておけばイカを見つけた時にさっと狙って遊ぶことができるのでおすすめです。
アジングロッドでのイカの引きは一度味わうとクセになっちゃうこと間違いなしですよ。
ぜひ一度お試しあれ。
今回はこのへんで。
でわでわ。
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