どうも。なかせです。
最近少しずつ知名度の上がってきたSLSですが、専用ロッドを使うことでもっと楽しむことができ魚のキャッチ率も上がります。
今回はSLSロッドに焦点を置き、SLSロッドに求められる性能や、初心者に扱いやすいモデル、価格など含めておすすめを5点紹介していきます。
これからSLS始めてみたいって方のロッド選びの参考になれば嬉しいです。
手っ取り早くおすすめのSLSロッドが知りたいよって方は、こちらからおすすめのロッド10選に飛んでみてください。
SLSの始め方はこちらの記事を参考にしてみてください。↓
SLSとは
まず、SLSはスーパーライトショアジギングといいます。ショアジギングというカテゴリーの中でスーパーにライトだということです。
SLSは小さなメタルジグを使って様々な魚を釣る釣り方になります。
使用するメタルジグは15g前後で、そんなメタルジグが80メートル以上飛ぶこともあり爽快感も相当なものです。
タックル重量が軽いので女性や体力に自信のない方など、どんな方でも楽しんでいただくことができるのがSLSの魅力の一つです。
そして、気軽にできる割に大物が釣れることもあるのがSLSです。僕自身はSLSで78センチのワラサ(ブリの幼魚)も釣り上げることができました。
SLSロッドとは
SLSロッドとはその名の通りSLSを行うことに特化した釣り竿のことです。
小さなメタルジグの操作性や感度、青物といわれる引きの強い魚と戦えるパワーなどを兼ね備えています。
重さも軽く長時間振り続けても疲れにくいです。
ちにみにSLS専用ロッドとして発売されているもの以外にもチニングロッドやエギングロッド、シーバスロッドなどでもSLSを楽しむことはできますよ。
SLSロッドの特徴とは
SLSロッドアジングロッドの特徴は
- 8〜9フィート台のロッド
- 竿の硬さはL〜Mクラス
- ジグウエイトは1g〜30g程度
- ティップが繊細でベリー、バットはハリがあり強い
と、ざっくりこんな感じです。
長めで穂先が柔らかくて軽い竿だと思ってもらえればいいです。
メタルジグを操作する穂先の繊細さ、ハリのあるベリーやバットで魚の引きに対応する力強さを兼ね備えたロッドがSLSロッドです。
SLSロッドに求められる性能
SLSロッドに求められる性能は大きく3つ。
1:15g程度のジグがフルキャストできる
SLSで使用するジグは15g程度が基本となります。この基本のジグ重量がフルキャストできることが重要です。ロッドのジグ表記がギリギリだとフルキャストしずらいです。ジグウエイトは20g以上のものを選ぶといいでしょう。
2:ティップの繊細さ
SLSはシラスパターンと言われる小魚を餌にしているような時に有効です。動きもあまり激しく動かさずに、ちょこちょこ動かすんです。そうすることで遊泳力の乏しい小魚を演出でき魚が餌の小魚と勘違いして食ってくる訳なんです。そうした動きを可能にするためには繊細なティップが必要なんです。
3:ベリーやバットの強さ
なんでも釣れるSLSですが、その中でも多くの方が狙っているのはやはり青物だと思います。30㎝から60㎝程度の青物とやり取りをするためにはそれなりのパワーが必要になります。時には強引なやり取りを行わないといけない場面もあるのでベリーやバットの強さは重要になります。
SLSロッドの選び方
ここではSLSロッドの選び方をご紹介します。
順番に解説していきます。
ポイント①長さ
ロッドの長さは遠投性能や操作性、魚のコントロール性に関わってきます。
長さは8〜9ftくらいのものがおすすめです。長さがある方がより遠心力を生みメタルジグが飛んでいきます。
短い竿の方が操作性は良くなり、竿のクッション性が低下しパワーロスがなくなることで魚への負荷が強まります。釣り人側への負荷は弱まります。逆にいうと長さが長くなるほど同じ重さのものを持ち上げるのに必要な力は増していくということです。
具体的に言うと1メートルの棒の先に5kgの重りをつけたものと10メートルの棒に5kgの重りをつけたものとでは10メートルの棒の方が持ち上げるのにより大きな力が必要だと言う訳です。
長さのメリットは障害物をかわしやすいこともあります。足元が荒い時ほど長さがある方が有効なこともあります。
とはいえ、8フィートと9フィートではそこまで差はないので迷ったら長めのロッドを選んでおく方が良いと思います。
長めのロッドは初めは扱いにくさを感じるかもしれませんが、慣れてきますし、正しいキャストが身につきやすいです。それに冒頭でお伝えした飛距離も出しやすいためオススメします。
- 操作性が良いのは8ft
- 飛距離が出しやすいのは9ft
- 魚に負荷をかけやすいのは8ft
- 障害物の多いポイントでは9ft
- 総合すると長めがオススメ。
ポイント②竿の張り
二つ目のポイントは竿の張りの強さです。
張りが強いというのは竿がシャキッとしているということです。張りが強いほど竿が硬い印象を受けます。次の項でお伝えする調子によっても竿の硬さは決まります。
基本的には、竿のクラスがL(ライト)→ML(ミディアムライト)→M(ミディアム)→MH(ミディアムヘビー)→H(ヘビー)の順に固くなっていきます。
僕は張りの強いロッドをおすすめしています。張りが強いほど竿の復元力(曲がった状態から元に戻ろうとする力)は強いです。
張りのないロッドは「だるさがある」ともいわれます。張りはルアーの投げやすさ、投げた後の収束の速さにも関わり、飛距離や正確性にも影響します。
また、「だるさのある」ロッドを使うとメタルジグの操作感が落ち動きもキレがなくなります。
SLSでは底物(カサゴやハタ、ヒラメなど)を狙うことも多いです。掛けたらいち早く岩場から引き剥がす必要があるため張りの強いものを使用しておくと安心です。
ポイント③竿の調子
竿には調子というものがあり、これは竿がどこから曲がり始めるかを表します。
カケ調子(先調子やファストテーパーとも言われます)やノセ調子(胴調子やレギュラーテーパー、スローテーパーとも言われます)というものがあります。
カケ調子はロッドの先端から曲がっていくのに対して、ノセ調子はロッド全体が曲がっていく傾向にあります。カケ調子の方がシャキッとしています。
この調子の差がどう影響するかといえば、ルアーの投げやすさであったり、魚のアタリの感じ取り方であったり、自動でのフッキングのしやすさなどです。
SLSでは穂先でメタルジグの繊細な操作をしたり、テンションフォールでの着底を確認したりアタリを取ることも多いため、穂先から曲がるカケ調子がオススメです。
ポイント④ティップの種類
ティップにはソリッドティップという中身が詰まったものと、チューブラーティップという中が空洞のものがあります。
基本的に竿は全体的に空洞で、ソリッドティップというものは先端だけ中身が詰まっているということになります。チューブラーは先端まで全て空洞です。
ソリッドティップの方がしなやかで先径を細くできるためより繊細な操作が可能になります。
感度の面ではチューブラーティップが優れます。
総合的にはソリッドティップがオススメですが、感度を良くしたい場合にはチューブラーティップを採用するのも面白いですよ。
ちなみに筆者はチューブラーティップのロッドも所持し使い分けています。
ポイント⑤ジグウエイト
SLSで主に使用するメタルジグは15g前後です。なのでジグウエイトは20g程度まであると安心です。
もっと言えば30g程度まで投げられると、様々なシチュエーションに対応できるためより安心感があります。
下は1〜5g程度も使用することもあるのでここはお好みで選択されると良いと思います。
ポイント⑥グリップエンド
ショアジギングをやったことのある人は分かるかもしれませんが、メタルジグをしゃくる際には少なからず腕や肘の負担が多いです。
なのでしゃくる際には脇に挟んで固定してしゃくると負担が軽くなる訳なんですが、グリップエンドが短いと脇に挟んでしゃくるのが難しくなります。
それなりに長さがあると脇に挟みやすくなり、負担を減らしやすいのでおすすめです。
SLS専用ロッドはグリップエンドが長くなっているので問題ないですが、その他のロッドで代用する際には注意して下さい。
その他SLSに代用できるロッド
SLSに代用できるロッドは色々あります!
SLSに代用できるロッドは以下↓
・エギングロッド
・シーバスロッド
・万能ロッド
エギングロッド
エギングロッドはイカを釣るためのロッドです!ルアーウエイトの記載がないことが多いので少し選びにくですがロッドの性質や性能がSLSとよく似ています。エギングを楽しんでいる方はエギングロッドでの代用も可能です!
シーバスロッド
シーバスロッドはちょっとだけSLSロッドとは釣竿の味付けが異なりますが釣竿のパワー的にはちょうどいいしグリップエンドが長いので使えます。シーバスをやっている方はシーバスロッドでも代用ができますよ。
専用ロッドの購入をためらっているならまずはシーバスロッドで遊んでみましょう!
以下の記事ではシーバスロッドでショアジギングを遊ぶための注意点や求められるスペックなど解説しています。
シーバスロッドでショアジギングはできない?〇〇に注意して使おう!
万能ロッド
色々な釣りがしたくて価格を抑えたいなら万能ライトゲームロッドもおすすめです!
「安くて万能!」ライトゲームロッドオススメ20選!予算で選ぶのもアリ!
総合すると
オススメのSLSロッドの要素
- 長さは8〜9フィート
- 竿の硬さはML〜M
- カケ調子がおすすめ
- ソリッドティップがおすすめだがチューブラーも楽しい
- ジグウエイトは1g〜20gくらいあると安心
- グリップエンドが長いとしゃくりやすい
ここら辺が選ぶ基準でしょうか。
これらの条件に当てはまるロッドを紹介していきます。
おすすめSLSロッド10選
SLSおすすめロッド①:ソルパラSPX-902SSJ
スペック
- 全長:9.0ft
- 自重:非公表
- 継数:2本
- ルアー:5〜30g
- PE:0.4〜1.2号
- テーパー:レギュラーファスト
- ティップ:ソリッド
安さと性能の信頼感のバランスが良いのはやっぱりソルパラでしょう。
安心のメーカーのメジャークラフトさんがリリースしている商品です。
初心者さんでも使いやすいように作られていますよ!9フィートという長さはメタルジグの遠投もできますし、ルアーも30gまで使用できるので竿のパワーとしても申し分なし!
大物も仕留められますよ!
SLSおすすめロッド②:N-ONE スーパーライトショアジギング NSS-902SS
スペック
- 全長:9.0ft
- 自重:非公表
- 継数:2本
- ルアー:5〜30g
- PE:0.4〜1.2号
- テーパー:レギュラーファスト
- ティップ:ソリッド
安心と信頼のメジャークラフト製のSLS専用ロッドです。
このロッドは最新テクノロジーのナノパワーを採用したロッドです。これにより剛性と軽量化を高い次元で実現しています。まさに繊細で強靭。
スーパーライトショアジギングを始めるならまずはこれが良いのではないでしょうか?
スーパーライトショアジギングに必要な要素が高いレベルで揃っています。
ジグウエイトも5g〜30グラムあり安心感十分です。
2万円弱でこのスペックは正直破格の性能です。
SLSおすすめロッド③:マイクロショアジギングSSD96
スペック
- 全長:9.6ft
- 自重:110g
- 継数:2本
- ルアー:〜20g
- PE:MAX0.8号
- テーパー:レギュラーファスト
- ティップ:ソリッド
SLSにちょうどいいスペックです。
9.6ftもありながら自重はたったの110g。軽いので一日中疲れずに遊ぶことができますよ。SLSでのターゲットの一つに小型青物がいますが回遊魚なのでずっと投げ続けられるかが釣果の鍵となります。
このロッドなら長時間、広範囲を探っていくことができるので青物と出逢いやすくなるのは当然かもしれません。
SLSおすすめロッド④:ゼスタ(Xesta) ランウェイ SLS S91-S
スペック
- 全長:9.1ft
- 自重:125g
- 継数:2本
- ルアー:3〜30g
- ライン:4〜14Ib
- PE:0.2〜0.8号
- テーパー:レギュラーファスト
このロッドはゼスタ(Xesta)から出ているSLSロッドです。
ゼスタ(Xesta)といえばSLSの生みの親である萩原孝幸氏が所属しているメーカーです。
そのゼスタ(Xesta)の最新のSLSロッドがこちらです。
このロッドはティップに超高感度ソリッドカーボンを搭載し、これまでにない感度と繊細な操作を可能にします。
ジグウエイトも3g〜30gと幅広く、非常に使い勝手の良いロッドであると言えます。
価格は少し高いですが、このロッドを持っていればSLSで困る場面はないでしょう。
SLSおすすめロッド⑤:ゼスタ(Xesta) ランウェイ SLS S84-S
スペック
- 全長:8.4ft
- 自重:103g
- 継数:2本
- ルアー:5〜20g
- ライン:4〜14Ib
- PE:0.2〜1.0号
- テーパー:レギュラーファスト
一つ前に紹介したロッドを少しマイルドにしたものがこちらになります!
15gのジグをメインに使用するときはこちらの方がおすすめ!
繊細なティップは軽量メタルジグの動きを把握したり細かなアタリも逃さずに釣り人へ伝達するので他のロッドではわからなくてもこのロッドならわかる!
これが分かるので釣果はもちろんのこと。楽しさを非常に感じることができるロッドです!
非常にオススメです!
SLSおすすめロッド⑥:パームス(Palms) ショアガンエボルブ SFTGS-811L・BL
スペック
- 全長:8.1ft
- 自重:175g
- 継数:2本
- ルアー:5〜25g
- ライン:12Ib
- PE:0.3〜1.2号
- テーパー:レギュラーファスト
このロッドはパームス(Palms)から発売されているSLSカテゴリーのロッドになります。
20g以下を使用する際に大きな効果を発揮します。
8.1フィートながら自重175gとSLSロッドとしては少し重めですがその分安定感抜群!パワーの強さが自慢です!
SLSロッドとしては癖がなく使いやすい印象です。
SLSおすすめロッド⑦:BRS-S88ML+SL
スペック
- 全長:8.8ft
- 自重:130g
- 継数:2本
- ルアー:〜30g
- PE:1.0号
- テーパー:ファスト
- ティップ:ソリッド
様々な釣りジャンルで大人気のジャッカルから、SLS対応のロッドが発売されています。
8ft8inのレングスは、そこそこ遠投が効き操作性に優れるちょうど良い長さです。
ただ巻きの基本アクションから細かなシェイキング、ジャーキングなどの強めのアクションでもしっかりとレスポンスを返してくれるので使っていて楽しい竿です!
SLS以外にもシーバスやチニング、エギングでも使用可能な汎用性がありますよ!
SLSおすすめロッド⑧: サーフトライブ STSLS-9062L+
スペック
- 全長:9.6ft
- 自重:148g
- 継数:2本
- ルアー:5〜30g
- PE:0.4〜1.0号
- テーパー:ファスト
- ティップ:ソリッド
このロッドはジャクソン(Jacson)から発売されているSLS用ロッドです。
開発にはジャクソンのプロスタッフである井熊亮氏が携わっています。なんと開発まで1年半という歳月をかけ何度もテストを繰り返し完成させたとのこと。
キャストが凄まじい井熊氏のキャストに耐えられ、30gのメタルジグをフルキャストできるように設計されているとのことでキャストの気持ちよさはピカイチでしょう。
気持ちよくキャストし、魚をかけてさらに気持ち良くなりたい人はこのロッドで決まりですね。
SLSおすすめロッド⑨:ヤマガブランクス ブルーカレントⅢ 82/B
スペック
- 全長:8.2ft
- 自重:83g
- 継数:2本
- ルアー:2〜20g
- PE:0.3〜0.8号
- テーパー:ファスト
- ティップ:ソリッド
このロッドはヤマガブランクスから販売されているロッドです。
パワーフィネスモデルで、バットが強く魚を浮かす力が強いのが特徴です。
なんといってもSLSで使用する小型メタルジグの操作性が抜群です。
紹介した他のロッドと比較して圧倒的に軽い自重83g。1日中SLSで遊んでも疲れにくく楽しく青物の回遊を待つことができますよ。
SLSおすすめロッド⑩:ブリゲイドフリップ BGF872S-MLM
スペック
- 全長:8.7ft
- 自重:92g
- 継数:2本
- ルアー:〜25g
- PE:MAX1.0号
- テーパー:レギュラー
- ティップ:ソリッド
エギングを基本としてSLSゲームまで楽しむことを目指したモデルです。軽いのにパワーがあります!
マグナフレックス製法によるソフトなティップはメタルジグやエギに生命感を与えられますよ。
また、SLSでよく使用する7g〜14g程度に高い適性を示すとのことで非常に快適な釣りが楽しめることでしょう。
不意に大型がヒットしても大丈夫!C.N.T製法によって強化されたバットはやりとりの安心感抜群でキャッチ率が大きく高まりますよ!
まとめ
今回はおすすめのスーパーライトショアジギング(SLS)ロッドを10本紹介してきました。
近年注目度の高くなってきているSLSで、専用ロッドがなくても気軽に楽しむことができるのが魅力です。
ですが、そんなSLSも専用ロッドを使うことでさらに楽しむことができるようになります。
SLS初心者も経験者もぜひ専用ロッドを使ってみて下さいね。世界が変わりますよ。
今回はこのへんで。
でわでわ!
\ルアー釣りに必要な物はこれで確認しよう/
【ルアー釣り】初心者におすすめな道具まとめ。これを買っておけば大丈夫!
\なんでも釣れちゃう魔法のようなロッド?/
【2023年最新】スーパーライトショアジギング(SLS)のおすすめロッド10選!専用ロッドで釣果が変わる。
\リールもSLS用に用意しておくと安心して楽しめるよ/
【これで安心】SLSリールの選び方!番手やギア比、オススメの機種教えます
\大物も掛かるからラインは妥協しないで/
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