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今年の冬はマジで寒すぎる。こんななか釣りしてるやつなんかいないだろうな。
ほんと寒すぎる。たくさん着込んだけど結局寒かったから釣りなんて無理だよ。この時期はお休み期間なんだよきっと。
僕はこの時期でも釣りに行ってるし全然寒くないけどなあ…。
冬の釣りは徹底した防寒対策で楽しもう!
12月に入り本格的な冬が到来すると気温も氷点下というのがザラになってきます。
こういった状況でも釣りを快適に楽しむためには徹底した防寒対策が必要になってくるというわけです。
今回の記事では看護師目線で徹底した防寒対策についてお話ししていきます。冬の釣りは他の時期に比べて過酷だと感じるでしょうがこの時期にしかない魅力がたくさんあるので寒さを克服して楽しんでいきましょう。
間違った防寒対策は意味がない
まずたくさん着れば良い!というのは有効ですが最善ではありません。ましてや釣りというアクティビティにおいてたくさん着て動きにくくなっては本末転倒です。
効果的なウェアを効果的に着ることでただ枚数を重ねただけの重ね着(レイヤリング)よりも圧倒的に動きやすくかつ暖かさを感じることができるでしょう。
なるほど!たくさん着れば良いってもんでもないんだね。
冬の釣りは魅力がいっぱい
冬の釣りは筆者が思うに4つの魅力があります。それは以下の4つ。
魅力がいっぱいで楽しいよ
脂が乗って美味しい
魚は厳しい寒さに備えるために冬には皮下脂肪を蓄えるようになります。この写真はヒラマサの切り身ですが脂乗りが凄まじいです。まさにマグロの大トロのようですよね。ヒラマサは基本的にシャープな魚体をしていてあまり脂が乗らないですが冬の時期にはここまで脂が乗ってきます。
やはり魚を釣るなら美味しい方が嬉しいですよね。冬の時期に釣れた魚は全部が全部ここまで脂が乗っているとは言いませんが他の時期に比べて圧倒的に脂が乗った魚を釣りやすいといえるでしょう。
わー!こんな美味しそうなのが釣れるんだね。いいなあ食べたいなあ。
この時期にしか釣れない魚がいる
この時期にしか釣れない魚がいます。前の項でもお話しした脂の乗った魚や低水温を好む魚が狙えるということです。
筆者のおすすめの冬の釣りものは以下です。
- ブリ
脂の乗ったブリが釣りたければこの時期をおいて他にはないでしょう。寒ブリという言葉があるようにこの寒い時期のブリは脂が乗って格別です。ブリ自体この時期にしか釣れないということはないですが脂の乗った良型が岸から狙えちゃうのはこの時期だけでしょうね。
- メバル
この魚も冬のイメージの強い魚です。海水温が15度を切ったあたりから活性が高まり10度を切ってもガンガン餌を食べるので厳寒期の釣りもので積極的に狙いたい魚です。他の時期でも釣れるには釣れますがこの時期の釣れやすさと比べると天と地の差があります。産卵に備えて餌を食べ脂を蓄えるので食味も非常に良いのも高ポイント!
ただし、成長の遅い魚で個体数が多い魚ではないので取り過ぎには注意し抱卵(卵を抱えている)個体は逃すようにするなど配慮をしてあげてほしいです。
メバルの狙い方は以下の記事で紹介しています。
【これで安心!】メバリングの始め方。タックルや釣り方など徹底解説!
初心者でも簡単!メバリング 仕掛けの作り方はたった2つだけ。
- アジ
アジも冬になると大型の脂が乗った個体が回遊してくるようになります。釣って楽しく食べても美味しいこの魚は是非とも狙いたいターゲットの一つです。
地域によって差はありますが中には40cm〜50cmといった化け物級のアジが回ってくることもあるので非常に夢のあるお魚でもあります。そんなサイズのアジを釣ってみたいものですね。
アジの狙い方や道具は以下の記事で解説しています。
【初心者必見】アジングはやり方を覚えれば誰でも釣れる!釣れる方法教えます
- クロムツ
クロムツも非常に美味なことで知られる魚です。
寒くなってくると回遊してきて手頃な漁港でも姿を見ることができるようになってきます。身質は柔らかくもっちりしており冬の時期には脂の甘さを感じることができるようになります。
餌やルアーへの反応も良く簡単に釣れるのも魅力的ですね。食べたことのない人は一度狙ってみてください。
メバルは特に冬から春先の時期がめちゃくちゃ熱いから狙ってみてほしいな。
メバルはこんなルアーで狙うと面白いよ。
メバル用ルアーおすすめ10選!これを持っていれば困らない!?
釣り人が少ない
冬は釣り人が一気に減ります。それこそ激減です。釣りバカしか残らないと言っても過言ではないレベルで人は釣りをしない季節です。
春から秋にかけて人がごった返していて思うように釣りができなかった人やこれから始めてみたいけど人が多い場所で迷惑をかけてしまうかも知れないのが不安。そう思っている方はこの時期の釣りがとってもいいでしょう。
ただ正直初心者の人はただでさえ道具の扱いや糸を結んだりルアーを交換したりに慣れていないのに、寒くて手がかじかんだりしてやりにくいので難しいかな?とも思います。
人の少ないのをとるかパフォーマンスの発揮しやすさをとるかはその人の性格によるところだと思うので各々選択されてください。
僕の地域でも大人気の堤防では、ハイシーズン30人以上が狭い堤防に並ぶこともザラだったけど今はいないか数人レベルまで落ち着いたよ。
荒れやすく魚が釣りやすい
荒れている状況というのは3つの理由で釣れやすいです。
- 魚が元気になる
- 魚の居場所を絞りやすい
- 魚の警戒心が下がる
この3つです。
適度に荒れた状況というのは意外と魚は釣れやすいもので、風が強かったり波が高かったりという状況は水がかき混ぜられて大気中の酸素が水中に溶け込みやすくなります。水槽のブクブクみたいなイメージです。その結果魚が元気になってご飯を食べようかって気になりやすいです。
また魚のいるポイントが絞りやすくなったりもします。アジやサバ、メバルなどプランクトンを捕食する魚たちはプランクトンを求めて回遊しており、風や波が強い場合どこか突き当たりにゴミが溜まってたりします。港内なら奥まった場所、真っ直ぐな堤防なら風が真正面から当たる岸壁などです。プランクトンは自ら遊泳力をほとんど持たないため風や潮によって運ばれるゴミと同じように移動するのでこういうゴミの溜まり場を探すと魚が高確率でいます。
最後に荒れている状況では人間の気配や行動音(歩いたり話したりする声など)をごまかすことができます。魚は思っている以上にこっちに気づいていたり音に敏感です。あちこちから見られていたり命を狙われている状況ではご飯食べてる場合じゃないですよね。海が荒れててバシャバシャと音がしたり濁ってたりする方が魚も比較的安心してご飯が食べられるわけです。
筆者はほぼ毎日釣りに行って荒れてる時も穏やかな時も経験してるけどやっぱり多少荒れてて釣りがしにくい時の方が釣果がいいね。
防寒対策の基本
防寒はその字の如く寒さを防ぐのが目的です。体を暖める加温より体の暖かさを保つ保温寄りの考え方で体の温度を下げないように内部の汗の処理や外部の冷気の対策をいかに行うかが鍵になります。
最初に知っておいてほしいのは着衣での保温は簡単に行えるけど加温は難しいということ。一度冷えてしまったらそこから巻き返すのはしんどいんです。
例えるなら手が冷えてる時に暖かい手袋を着用してもすぐには暖かくならず指の感覚は戻ってきません。ブルブル震えている時に服の枚数を増やしてもそれだけで急に暖かくはなりません。体温上昇には時間がかかるんです。
ホッカイロや飲食で熱を得るのも有効ですが保温が機能していないと意味がありません。
その保温を効率的で効果的に行うためには正しいレイヤリング(重ね着)が必要になってきます。以下では正しいレイヤリングについて解説していきます。
ただの重ね着じゃないってことがわかるはずだよ。
ベースレイヤー
インナーとも呼ばれ肌に直接触れるものになります。役割としては体温を下げないよう(保温)にすることや血流を保つことです。
保温に優れ速乾性があるもの、湿度に反応して発熱するもの、体にフィット(適度な締め付け)する加圧シャツなどがおすすめです。
釣りはものによっては非常にアクティブに動くため意外と内部に汗をかくものです、その際に吸収性や速乾性に優れないものを着用していては逆に寒さを感じる要因になってしまいます。筆者としては速乾性のある加圧シャツが血圧を確保しやすく末端部までしっかりと暖かい血液を運びやすくなるためおすすめです。上下の着用が望ましいです。
- 吸収・速乾性 。
- 湿度発熱 内部の湿度に反応し熱を産生する。
- 加圧シャツ 血管を圧迫することにより血圧を高め末端にもしっかりと血液を送ることができるようになり ますしインナーマッスルを常に刺激し基礎代謝を上げることで体温上昇の効果が期待できます。
\吸収・速乾に優れる/
\発熱素材/
\加圧シャツ/
\発熱素材のアンダーウェアであったか/
ベース(インナー)選びはかなり重要だよ。
ミドルレイヤー(ミドラー)
ミドルレイヤーの役割はずばり内部の温度管理の中枢です。インナーの熱を内部にしっかりと蓄え寒い外気から守る役割があります。ダウンやフリースなどが適しており筆者はちょっと冷える時はフリース、かなり冷える時はダウンを着込んでいます。フリースは暖かいながらも通気性が良く動きやすいのが特徴です。ダウンは軽く保温効果が非常に高いです。
このレイヤーでは空気の層を挟み外気と内部の熱とを断熱することで保温効果を発揮します。なのでインナー、ミドラーをズボンの中に敷き入れてあったかい空気の逃げ道を無くしましょう。
氷点下まで気温が下がる時はヒーターベストを着込むこともあります。
ヒーターベストはモバイルバッテリーからの給電で8時間程度加温でき極寒の環境下でもしっかりと暖かさを感じられるので切り札として持っておくとどんな時でも釣りに行けるので安心です。
- フリース 肌触りが良く暖かい上通気性にも優れ動きやすい。通気性がある分断熱効果はダウンより下。
- ダウン 軽く断熱により保温効果が高い。ただし暑くなった時には通気性が悪く汗をかきやすい。
\フリース/
\ダウン/
\大容量モバイルバッテリー付きでお得/
ミドラーで温度の調節をしよう
アウターレイヤー
アウターレイヤーの役割は外の環境から内部を守ることです。インナーとミドラーで十分な熱を生み出し保温していてもアウターが機能していなければ暖かさは失われてしまいます。
アウターに求められる性能は大きく3つ。防風・防水・透湿の3つです。
家の中をいくら暖房を効かせて温めていても隙間風が入り込んだり雨漏りがしたり湿気でビチャビチャになるようでは寒いですし快適ではありませんよね。それと同じでアウターでしっかりと守ってあげる必要があるんです。
アウター自体は特別暖かくなくても大丈夫ですし、釣りをしていると意外と熱くなって脱ぐ場合もあります。そんな時に厚手のものよりも薄手のものの方がかさばらなくて意外と便利だったりもします。
- 防風性能 寒い外気をシャットアウトし高い保温効果を発揮する。
- 防水性能 小雨が降ってきても大丈夫。ミドラー以下が濡れてしまうと防寒効果が失われてしまうためあると安心。
- 透湿性能 内部の湿度を下げることができる。内部は常にドライであったかい状況を作ろう。
\北海道でも安心の性能/
\ストレッチが効き保温性・防風性に優れる/
アウターは良いものを使った方が効果を実感できるよ。マジに快適になる。このアウターは北海道出身の店員さんイチオシの商品だよ。
特に温めるべき場所は3箇所
効果的に体を温めるためには次の3つのポイントを温めるようにしてみましょう。
- 首元
- 手首
- 足首
体を温めたり冷やさないためには太い動脈を温めて末梢まで高い温度の血液を循環させることが大事です。
首元、手首、足首といったポイントをしっかりと押さえて寒い中でも快適に過ごしましょう。
温めるべきポイント1:首
首には太い頸動脈が走っておりここを温めるか冷気にさらすかで寒さが全く違います。大量の血液が通るので他の部分がいくらカバーされていても首元をカバーしていなければガンガン冷気によって冷やされてしまいます。
逆に言えば首元を温めることで効率良く全身を温めることができるということです。
釣りなどのアクティビティで活躍するのがネックウォーマーです。
顔の半分ほどまですっぽりと覆えて首元はしっかりガードできるので保温性抜群。冬の釣りの必需品です。
頭は帽子なりニットなり被るとなおいいでしょう。
\安価でしっかりあったかい/
\見た目もおしゃれでおすすめ/
使ってみると分かるけど首元から暖気が逃げない、顔や首に冷気が当たらないだけでかなり暖かいよ!
温めるべきポイント2:手首
手首には頭骨動脈という動脈が走っており末梢部で外気にも触れやすく対策をしていなければすぐに血液が冷やされてしまい指先は凍りついてしまうことでしょう。
手首からの冷えですぐに全身の体温が下がるということはないですが冬の釣りにおいて指先の感覚がなくなるのは致命的。特にライトな釣りものでは魚のアタリが分からなくなり楽しさが半減してしまいますし、大物釣りではやりとりに力が入らず最悪釣り具を手放すことになるかもしれません。
基本的には防風で暖かくストレッチと滑り止めが効いた手袋を着用しインナー、ミドラーを手袋の中にインすることで外気をシャットアウトすることができ高い保温効果を期待できます。
それでも指先が冷えることはあります。そんな時にはカイロを併用しましょう。筆者のおすすめは充電式のカイロ。冷えた時だけ電源を入れて温めることができますし繰り返し充電して使えるのでエコで経済的!モバイルバッテリーにもなるのでスマホの充電が切れた時に充電ができるのも嬉しい。ぜひ試してみてください!
\裏起毛で指先をしまうこともでき、あったかくて高機能/
\2個入りで片方で充電、片方でカイロという使い方もできて便利/
僕は冬はアジングとメバリングを遊ぶから指先の感覚は死活問題だけど操作性、感度は若干犠牲になるけど問題なくできるレベル。暖かさはしっかり暖かくて快適だよ。指先開いたり閉じたりができるのが最高!
カイロも使い勝手良くて愛用してるよ!
温めるべきポイント3:足首
足首には足背動脈や内果動脈という動脈が走っています。手と違ってむき出しになっている訳ではないですが足先はかなり冷えやすく一度冷えた足はなかなか温度が戻らず常に全身の血液を冷やし続けてしまいます。何より冷えた足って結構な不快感ですよね。
そのためしっかりとした保温が重要になってきます。筆者のおすすめは2枚履き!
加温もセットならよっぽど寒くない限りはもう防御力は最高レベル。これで寒いならもう諦めて帰りましょう。
\一番下に履く靴下/
\2番目に履く靴下/
\一枚目の靴下に貼るとOK/
\裏起毛でとっても暖かい/
足元もけっこう大事!かなり暖かさを感じるからやってみてね〜!
冬の釣りにおすすめのアイテムを一括紹介
ここでは上で紹介したアイテムを一覧にして紹介しておきます。
インナー製品
\吸収・速乾に優れる/
\発熱素材/
\加圧シャツ/
\発熱素材のアンダーウェアであったか/
ミドラー製品
\フリース/
\ダウン/
\大容量モバイルバッテリー付きでお得/
アウター製品
\北海道でも安心の性能/
\ストレッチが効き保温性・防風性に優れる/
首・頭防寒製品
\安価でしっかりあったかい/
\見た目もおしゃれでおすすめ/
手・手首製品
\裏起毛で指先をしまうこともでき、あったかくて高機能/
\2個入りで片方で充電、片方でカイロという使い方もできて便利/
足元製品
\一番下に履く靴下/
\2番目に履く靴下/
\一枚目の靴下に貼るとOK/
\裏起毛でとっても暖かい/
へー!色々あるね!どれも良さそう!
どれもあったかいから色々試してみてね!
防寒対策をしっかりして冬の釣りを快適に楽しもう
今回は冬の釣りの魅力から防寒対策の基本、レイヤリングについてと主に温めるべきポイントを3つお伝えしてきました。
冬の釣りは大物が釣りやすいですし美味しいのでぜひともやってみてほしいです。ですが寒さが苦手な人にとっては敬遠してしまいますね。今まで敬遠してた人も今回紹介した寒さ対策を実施してみると案外寒くないなと思われるでしょう。
冬は乾燥しているうえ、ちゃんと防寒していると内部は意外と汗をかいているのでこまめに水分補給するようにしましょうね。
冬の釣りを寒さ対策して楽しんでみませんか?
今回はこのへんで。でわでわ。
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