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どうも。なかせです。
SCノットは簡単にできて強度も高く最近特に注目されているノットです。
このSCノット正しく結ぶことができたらFGノットを超える強度が出ますしなによりFGノットに比べて格段に簡単で不器用な方でも問題なく結ぶことができるんです。
強いノットが必要でFGノットに挑戦したけど難しくてできなかった。うまく強度が出なかった。という方は多いんじゃないでしょうか?僕もそうでした。
しかしSCノットならそういったこともなく簡単に結ぶことができますよ。そして切れない!
まさに簡単×最強!覚えておいて損はありません。
しかし簡単にできて強度も高いSCノットですが細糸では決まりにくく抜けやすいという弱点もあるんです。
この記事ではSCノットの魅力、結び方、弱点に対する対策・考え方をご紹介します。
あなたも今日でSCノットをマスターでき、不意の大物に臆することなくファイトができるようになりますし、トラブルで糸が切れてもすぐに結び直せるのでチャンスを潰してしまうことがなくなりますよ!
筆者はこのノットを覚えて5、6年になりますがPE0.8号ほどの細糸で、50cmのオオモンハタ、65cmの真鯛、78cmのハマチ、85cmのシイラといった数々の大物を釣っています。
筆者愛用のとってもオススメなノットなのでぜひ覚えていってくださいね。
SCノットとは?
SCノットとはショックアブソーブドキャプテンノットの略で10年前くらいに登場した結び方です。
非常に簡単で手早く行え、そして強度が高いのが特徴です
簡単にいえば船長が考えた簡単で強いノット!ってことだね。
SCノットはほんとに強度が出る?FGノットと比較してどうなの??
SCノットの強度についてFGノットとの比較をして検証されています。
検証結果からSCノット92%>FGノット86%とSCノット優位との結果が出ました。
単純に強度を求めてもSCノットでいいと思います。
動画も載せておきますので興味がある方はどうぞ。
筆者がSCノットを使用しているタックルは?
筆者がSCノットを使用しているタックルをご紹介していきます!
- ショアジギング:PE3号タックル
- ライトショアジギング:PEライン1.5号タックル
- スーパーライトショアジギング:PE0.8号タックル
この3つのタックルで使用しています。どれも強度が必要な釣りなのでSCノットが大活躍です。
大物狙いならSCノット使ってるねー!
SCノットで釣れた魚たち
SCノットの強度を示すためにこれまでSCノットで釣れた大物をご紹介!
ライトショアジギング
これは85cmあったブリです。こちらはブリの鼻に針がかかっててブリの泳がせみたいな状態で通常の何倍も引いて大変でしたが無事にキャッチ!
これもSCノットの恩恵を十分に感じられた瞬間でした。初めてのブリで大興奮だったのを覚えています。
スーパーライトショアジギング
大型のオオモンハタや人生最大サイズの63cmの真鯛とSLSを遊び中突然ヒットした85cmのシイラなど色々釣ってきましたが糸は全く切れず。SCノットの安心感はすごいですね。
SCノットで記念魚(メモリアルフィッシュ)を釣っちゃおう!
SCノットの結び方を動画で見る
こちらの動画で非常にわかりやすく解説をしてくださっています。
SCノットの結び方を画像で見る
まずはPEラインを折り返して輪っかの根本を持つようにします。ここで5cm以上は端糸を残しておくことで最後のハーフヒッチがやりやすくなります。
次にリーダーの上にPEラインを重ねて接点を掴んでおきます。
掴んだ箇所が解けないようにしながらリーダーにPEラインを巻き付けていきます。
最初はやりやすいですが奥にいくにつれて難しくなるので筆者は口も使ってPEラインにテンションをかけ左手は最初の場所で固定して口と右手で巻き付けていくようにしています。
この時にテンションをかけながらやると重なりにくいです。重なってしまったらその部分だけやり直して重ならないように綺麗に巻いていきましょう。
綺麗に巻きつけができたらリーダーの端を右側の輪っかに通します。
この時PEラインの輪っかが巻き付け部分よりも明らかに長すぎたり短すぎるとうまく締め込めずに緩くなったり逆に折れ曲がって変なふうになってしまうので意識しましょう。
画像の輪っかに通していきます。この時輪っかには手前から奥に向かって通すようにしましょう。逆になってしまうとうまくいかなくなります。
輪っかに通したら下までPEラインを下ろしていきましょう。
下まで下ろすとこういった状況になります。
次は仮締めを行なっていきます。リーダーの端糸を口でくわえ、左手でリーダー本線と端糸の2本を、右手でリーダー本線を持ちます。
しっかりと固定ができたら口は固定したまま両サイドからゆっくり軽く締めます。この段階でぎゅっと締めないようにしましょう。仮止めの目的で次の本締めで本気で締めていきます。
本締めの前準備です。水(唾液でも可)で湿らせておきましょう。こうすることで締め込み時に発生する摩擦熱でライン強度が低下するのを防ぐことができます。
いよいよ本締めです。ここでも口の固定は変わらず両サイドを交互に強く引っ張るような感じで締め込んでいきます。
両サイドからしっかりと締め込んでいくとラインの色が変化して濃い色に変化します。そしてラインの質感も変化してカチカチに硬質化します。こうなれば完成です。締め込みは十分に決まっています。
残ったリーダーをカットしていきます。次の工程でリーダーに焼きコブを作るために2ミリ程度長さを残しましょう。
先ほど余らせたリーダーの端をライターで炙って先端を丸くさせることで先端がストッパーになって糸のスッポ抜けを防げます。しかしこれをやってもやらなくても強度はそんなに変わらないので気持ち程度の効果であると覚えておきましょう。ライターを持ってない人はやらなくても問題ないです。
最後の仕上げです。残ったPEの端糸をPE本線に結びつけていきます。これは補強的な意味合いです。結び方はハーフヒッチ(固結び)で5〜10回程度。巻く回数はお好みで調整してください。
最後に残ったPE端糸をカットしたらSCノット完成です。
SCノットは何回巻けばいい?
SCノットは基本30回程度巻けばいいです。
しかし糸の太さや商品によって巻き回数を変えた方が綺麗に締まったり強度がしっかり出るのでご自身の使用されているもので調整をされてみてください。
以下ご参考にしてみてください。
- 1号前後(35回〜40回)
- 2号前後(30回〜35回)
- 3号前後(20回〜25回)
細糸ほどたくさん巻かないと抜けやすいよ。逆に太糸はたくさん巻くとうまく締まらなくて強度が出ないから巻く回数を調整してね。
SCノットがうまくいかない。すっぽ抜ける。どうしたらいい?何が原因?
原因としては全部で6個の理由が考えられます。
一つずつ対策をお話ししていきます。
自分の結び方のどこに問題があるのか見極めよう!
糸の号数と巻き付け回数を見直そう
基本的な問題です。SCノットは糸の太さで巻く回数を調整した方がいいノットです。太糸では回数を少なくし細糸では巻く回数を増やす。これを守らないとしっかりと締め込めず強度が出ません。
まずは自分がどのくらいの糸の太さを使用しているのかを把握しましょう。その上で30回を目安に増やしたり減らしたり調整してみてください。
欲張って巻きすぎても横着して巻かなすぎてもだめだよ。
巻く時に糸が重なっていないか確認しよう
これもよくあるミス。最初の巻いていく段階で糸同士が重なってしまったケースです。糸が重ならないように綺麗にリーダーに巻き付けることが大事で重なってしまうとそこに空白が生まれ綺麗にしまらずラインがカチカチにならず強度が出ません。
慣れるくるまでは一巻きごとに糸が重なっていないかを確認しながら行いましょう。
重なりダメぜったい!
巻き付けた後に輪っかに手前側から糸を通しているか確認しよう
これもよくやってしまうミスの一つ。巻き付けていって最後に輪っかにリーダーを通す時ですが手前側から奥側に向けて通していないとうまく締まらずすっぽ抜けの原因になってしまいます。ちゃんと手前側から輪っかにリーダーを通せているかを確認してみましょう。
私の弟子はこれが原因で全然締め込めてなかったよ。
締め込む時に3点をしっかり押さえられているか確認しよう
しっかり固定されておらずパワーが逃げてしまっているパターンです。口のところが緩みやすいのでしっかり噛んで固定しましょう。両サイドは指に巻き付けると力が逃げずに締め込むことができるのでお試しください。
3点をしっかりと固定しようね!
締め込む時仮締めは軽く、その後湿らせてから本締めをしっかり行おう
最後の本締めを行う前にしっかりと湿らせておくことも重要です。水で繊維が拡張しそれが締め込まれることによってさらに一段深く締め込まれるのだと思っています。
本締め後に糸が濃く変色しカチカチになっていればOK!この状態になるまで締め込まなければいけません。
色が濃くなってカチカチになるまでは完成とは言えないね!
SCノットの弱点(デメリット)はズバリ細糸では結びにくいこと
SCノットにも弱点があります。それはちょこちょこ話に出ていた細糸で結びにくいことや糸の太さによって巻きの回数を調整しなくてはいけないことです。
これはライトゲームでは少し使いにくいですし人によっては巻きの回数が一定じゃないことで使いにくさを感じる方もいるでしょう。
これが欠点といえば欠点です。とはいえライトゲームではそこまで強度が必要ではないので別の簡単にできるノットを使用すればいいしコロコロタックルを変える人でなければこのタックルは何回巻くんだっけ??とわからなくなることも少ないかと思います。
なので欠点はあるけど別にどうとでもなる欠点なので実質欠点はないのかな?というのが筆者の見解です。
PEライン0.4号あたりが限界
ライトゲームでもどうしても使用したいよ。という方はPEライン0.4号あたりがギリギリのところです。これ以上細くするとすっぽ抜けが頻発し大事なルアーをいくつも無くしてしまい魚が結局取れないという悲しいことになってしまいます。
巻く回数も40回程度、もしくはもっと多く巻くくらいがすっぽ抜けがなく強度が出しやすいのでおすすめです。
正直40回も巻いてたらめっちゃ時間かかるから素直に別の結び方がいいよー!
私のおすすめはこれ!変則オルブライトノットがライトゲームで重宝するよー!
アジングリーダーの結び方!変則オルブライトノットが簡単で最速!
SCノットはとっても簡単!練習していつでも結べるようにしよう
今回はSCノットの結び方や魅力、デメリットについて解説してきました。
SCノットは不器用な人でも簡単で手早く行え、それでいて強度はピカイチ!まさに最強ノットの一角でしょう。
しかし簡単ではあるもののしっかりとした強度を出すには少しコツがいり練習も必要です。1日あればしっかりとした強度が出せるようになるのでしっかりと練習して完璧なSCノットを組み上げ大物をガンガン釣っちゃいましょう。
それでは今回はこのへんで。でわでわ。
SLS(スーパーライトショアジギング)でSCノットが大活躍!ノットを覚えてSLSを始めよう!
筆者はSCノットをSLSで活用しています。細糸で大物と渡り合うためには強度の高さは必須です。
SCノットに救われたシーンは過去に何度もありずっと愛用しているノットなんです。あなたもSCノットを覚えてSLSを一緒に楽しみましょう!
以下はSLSに適した道具の紹介記事です。ぜひご活用ください。
\ルアー釣りに必要な物はこれで確認しよう/
【ルアー釣り】初心者におすすめな道具まとめ。これを買っておけば大丈夫!
\なんでも釣れちゃう魔法のようなロッド?/
【2023年最新】スーパーライトショアジギング(SLS)のおすすめロッド10選!専用ロッドで釣果が変わる。
\リールもSLS用に用意しておくと安心して楽しめるよ/
【これで安心】SLSリールの選び方!番手やギア比、オススメの機種教えます
\大物も掛かるからラインは妥協しないで/
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コメント一覧 (2件)
リーダー側が細いのも向いてないですね。
PE20lbとナイロン16lbで組んで切れるまで引っ張ってみるとリーダーがくるくるよじれてしまって切れて、この時は十分な強度が出ていないですが、30lbリーダーだとよじれずに切れます。
カニーラさん、コメントありがとうございます。
実験されて感じられたかと思いますが、基本的にはリーダーが太い方が決まりやすいです。というのもリーダーにPEラインを食い込ませているような状態ですので太さがある方が食い込みやすくなります。
私自身PEライン0.8号×リーダー2.5号の組み合わせで78cmのワラサ、PE0.8号×リーダー4号の組み合わせでシイラ85cmなど問題なく釣れているので強度的には十分かと思います。
あとフロロよりナイロンラインを使用した方が食い込みやすく強度が出しやすいです。その代わり比重が少し軽くなってしまうので潮や風の影響が出やすくなるのでいろいろ条件に合わせてカスタマイズしてみてくださいね。