- エギングとシーバス兼用したいと考えている
- 兼用に不安を感じている
- どんなエギングロッドが良いのか知りたい
こんな悩みを解決できる記事になっています!
今回はエギングロッドとシーバスロッドの兼用性について詳しく掘り下げ、最適なロッド選びの秘訣を伝授するします。
この記事を読み終えることで、一本のロッドでエギングとシーバス釣りの両方を楽しむための知識が得られ、釣行時の選択肢が広がります!
記事の前半では『エギングロッドとシーバスロッドの兼用性について』について解説し、
記事の後半では『兼用ロッド選びのコツとおすすめモデル』について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
それでは本編です!
エギングロッドとシーバスロッドの基本的な違いとそれぞれの特徴
- ロッドの長さ
- 硬さ
- テーパー(調子)でのアクション
エギングロッドとシーバスロッドの違いは主にこの3つです。それぞれの釣りに特化しているためこういった違いが出るんですね。
ロッドの長さ
エギングロッドは通常、シーバスロッドより短く設計されています。これにより狙ったポイントにルアーを正確に投げやすく、キャストコントロールに優れています。そしてエギをキレ良くアクションさせやすくなっています。
対して、シーバスロッドは長さによる遠心力を利用して遠投しやすく、広範囲を探ることが可能です。また長さを生かして磯場などの荒いフィールドでもファイトがしやすくなります。
硬さの違い
シーバスロッドは一般的に、重いルアーにも耐えうる強度を持ち、風や波の影響を受けにくく設計されています。パワーも比較的強めのことが多いです。
エギングロッドは、イカが掛かったときやファイト時に身切れしないように比較的柔らかく設計されていることが多いです。
テーパー(調子)でのアクションの違い
テーパーはロッドの曲がり具合を指し、これによって釣りのアクションが異なります。
エギングロッドは、エギを細かく操作するために、しなやかで繊細なティップが要求されます。基本的にはファストテーパーでキビキビしたキレのあるロッドアクションが得意です。
シーバスロッドは、より強い引きに対応するため、全体的に硬めの調子を持つことがあります。また巻物で狙うことが多く掛かった後もバレやすい魚のため、竿自体が曲がり込みバラしにくいレギュラーテーパーであることが多いです。
次にエギングロッドとシーバスロッドの特徴を詳しく解説していきます!
エギングロッドの長さ:基本8.6フィート
エギングロッドの長さは、その使用目的や状況によって異なります。
主な長さとその特徴を解説します。
6ft台: ショートレングスで操作性が高く、小型エギに適しています。ライトエギングや港湾での使用に向いており、初心者にはあまりおすすめされません。
7ft台: エギング用としては最も短い一般的な長さで、ラインコントロールが容易で風の影響を受けにくいです。秋シーズンの数釣りやランガンに適しています。
8ft台: エギングロッドのスタンダードな長さで、8ft台前半は操作性が高く、8ft台後半は飛距離性能に優れています。特に8.6ftはオールラウンドモデルとして最も万能です。
9ft台: 飛距離重視のロッドで、サーフや荒磯など遠投が求められるフィールドに適しています。操作性は8ft台よりやや劣りますが、遠くのポイントに届く長さです。
エギングロッドの選択は、主に狙うフィールドの条件や個人の釣りスタイルによって異なります。
8.6ftのモデルは、初心者から上級者まで幅広く使用されており、エギングの多くのシチュエーションに対応できるため、最初の一本として選ぶのに適しています
迷ったら8.6フィートを選ぼう!
エギングロッドの硬さ:基本Mクラス
エギングロッドの硬さは、使用するエギのサイズや釣りのスタイルに合わせて選ぶことが重要です。
主な硬さのとその特徴を解説します。
UL(ウルトラライト): 最も柔らかく感度が高く、1.5~2号クラスの小型エギを扱うのに適しています。秋の小型アオリイカ狙いやヒイカ狙いに最適で、エギング経験者向けです。
L(ライト): ULより若干硬めで、1.5~2.5号のエギを扱うのに適しています。キレのあるアクションや大型アオリは不得手ですが、秋の数釣りやサイト釣りに適しています。
ML(ミディアムライト): ライトとミディアムの中間の硬さで、秋から春までオールシーズン対応可能です。初心者から上級者まで幅広く使われ、特に3号のエギに適しています。
M(ミディアム): エギングロッドのスタンダードな硬さで、4.0号エギ対応や大型アオリイカ狙いにも対応できます。オールシーズン使用可能で、汎用性が高いです。
MH(ミディアムヘビー): 最も固く、2kgオーバーの大型春イカに対応できます。3.5号から4.0号のエギに適しており、沖の深場エリアで真価を発揮します。
一般的にはMLまたはMパワーの硬さが万能であり、初心者から上級者まで幅広く使われています。
特に初めてエギングロッドを購入する場合は、「M」がおすすめ。
Mクラスはシャクリやすさと操作性がバランス良く両立できるため、初心者に最適です。実際に使用してみてから自分好みの硬さを見つけてみるのも面白いです。
私もMクラスのロッドを使ってるよ!まずはここからだね!
エギングロッドのテーパー(調子):基本ファストテーパー
エギングではキレのあるアクションを出しやすくエギの繊細な操作がしやすいファストテーパーが基本です。
繊細なアクションの実現
ファストテーパーのロッドは、先端部分が主に曲がる設計になっています。このため、細かく繊細なアクションをルアーに伝えやすく、特にエギをシャクる動作において優れたパフォーマンスを発揮します。
アタリの感知
エギングではイカのアタリを感じ取ることが重要です。ファストテーパーのロッドは、先端が柔らかいため、イカのアタリを直接手元に伝えやすいので繊細なアタリも逃さずキャッチできます。
操作性の向上
エギングロッドの操作性は、特に初心者にとって重要です。ファストテーパーのロッドは、先端の柔軟性により操作がしやすく、エギの動きをコントロールしやすいです。
飛距離
ファストテーパーのロッドは、キャスティング時にロッドのしなりが少ないため、初心者では飛距離を出しにくいかもしれません。
ファストテーパーのエギングロッドは、特にエギの繊細な操作を重視するアングラーや、イカのアタリを繊細に感じ取りたい場合に適しています。
ファストテーパーはメリットがいっぱいだよ!
次はシーバスロッドの特徴を解説していきます。
シーバスロッドの長さ:基本9フィート前後
7フィート台
7フィート台のシーバスロッドは、短めのロッドであり、扱いやすく、操作性に優れています。
特に狭い場所や障害物が多い場所での釣りに適しており、ピンポイントでのキャストや繊細なルアー操作が求められる場合に有効です。また、ピンスポット打ちする時や、風の影響を受けやすい環境での使用に向いています。
8フィート台
8フィート台のシーバスロッドは、オカッパリ(岸からの釣り)に特に適しています。
この長さのロッドは、一般的に取り回しが良く、アクションがしやすいため、多くの釣り人が好んで使います。足場の高さや釣りのスタイルによっては、8フィート前半か後半を選ぶと良いでしょう。8.6フィートのロッドは、オカッパリ用の最初の一本として最適です。オールマイティーに使用できます。
9フィート台
9フィート台のシーバスロッドは、湾奥や堤防、河川などでの使用に適しています。特に広範囲をカバーするための遠投が必要な場合や、足場が高い場所での釣りに適しています。
また、サーフや河口部での釣りにも向いており、遠くのポイントにルアーを届けることが可能です。この長さもオールマイティーに使用できるため人気が高いです。
10〜11フィート台
このくらいの長尺ロッドは特にサーフや河口部での遠投に向いています。9フィート代よりも操作性は悪くなりますが遠投性能は向上します。遠方にあるブレイクなどを狙う際に効果的です。
フラットフィッシュや大型魚を狙う際にもパワーを発揮します。また、磯での釣りにも適しており、遠投と障害物回避の両方に対応できる長さです。
長さによって使い勝手が異なるため、状況や個人の好みに合わせて選ぶことが重要です。また、初心者には8~9フィート台のロッドが扱いやすく、汎用性が高いためおすすめされることが多いです。
シーバスでは比較的長めが使われるよ!
シーバスロッドの硬さ:基本ML〜Mクラス
シーバスロッドの硬さを選ぶ際には、使うルアーの種類や釣りの状況に応じて選ぶことが重要です。主な硬さのカテゴリーとしては以下のように分けられます:
L(ライト)クラス
軽量ルアー向けで、繊細な操作が可能です。小型のミノーやシンキングペンシルに適しており、ショートバイトが多い状況でもフッキングしやすいです。
ML(ミディアムライト)クラス
最も汎用性が高い硬さで、初心者にもおすすめされます。様々なルアーに対応し、ミノーやバイブレーションなど多種多様なルアーを扱うのに適しています。
M(ミディアム)クラス
引き抵抗のあるルアーや大型のジャークベイトに適しており、オールラウンドに使える硬さです。サーフや大規模河川などの開けた場所での釣りにも適しています。
MH(ミディアムヘビー)クラス
重めのルアーやジグに適しており、パワーファイトが求められる状況での使用に適しています。障害物が多い磯場や大型ミノーの使用にも適しています。
H(ヘビー)クラス
ビッグベイトや重めのペンシルベイトに適しており、大型シーバスの釣りに有効です。
パワーはMくらいが扱いやすいかな。
シーバスロッドのテーパー:基本レギュラーテーパー
シーバスロッドのテーパーは主にレギュラーテーパーです。レギュラーテーパーには、以下のような特徴があります。
バランスの良いテーパー
レギュラーテーパーは竿の中心い近い位置から曲がる平均的なテーパーで、これによりロッドがバランス良く曲がります。この特性は、魚の引きをいなす際に有効で、大型魚にも適しています。
万能性
レギュラーテーパーは様々な種類のルアーに対応し、ショアでもオフショアでも使用可能な万能テーパーです。これはシーバスロッドやショアキャスティングロッドに多く見られます。
ルアー操作性
レギュラーテーパーは、ルアーの繊細な操作には向いていません。より細かいアクションが必要な場合は、ファストテーパーが向いています。
レギュラーテーパーは、特にシーバスロッドにおいては、そのバランスの良さと汎用性により多くのアングラーに選ばれています。初心者から上級者まで、様々なフィールドやシチュエーションに対応できるため、シーバス釣りにおける一般的な選択となっています。
掛けた後の安定感はすごいね!
エギングロッドとシーバスロッドの違いを総合すると
エギングロッド | シーバスロッド | |
竿の長さ | 6〜9ft(基本8.6ft) | 7〜11ft(基本9ft) |
竿の硬さ | UL〜MH(基本M) | L〜H(基本M) |
テーパー | ファストテーパー | レギュラーテーパー |
特徴 | 細かいルアー操作が得意 | ファイトしやすくバラしにくい |
エギングロッドとシーバスロッドはかなり似通ってるのがわかったかな?
だから兼用も問題ないことが多いの!
エギングロッドでシーバスを釣るためには
エギングロッドを使用してシーバスを釣るためには
ロッドの特性を理解する
エギングロッドは一般的にファーストテーパー(先調子)で、ロッドの先端部から曲がるタイプが多いです。この特性により、ルアーのアクションがつけやすく、キャストもしやすいです。ただし、エギングロッドは少し硬いため、シーバスの繊細なアタリを弾くことがあります。したがって、積極的に合わせを入れる必要があるでしょう。
適切なロッドの選択
エギングロッドでシーバスを狙う場合、長さは8.6ftが理想的で、硬さはMLまたはMクラスが適しています。この硬さのロッドはエギングとシーバスの両方の釣りに対応できます。また、使用するルアーの重さは、エギングとシーバスでほぼ同じ(約10g~25g)であることも、両用の際に重要なポイントです。
テクニックの適用
シーバス釣りで主に使用されるルアー、例えばシャロー系ミノーやシンキングペンシル、バイブレーションなども、エギングロッドでキャスト可能です。ただし、シーバス釣りでは、特にアクションを加えて釣る場合は、少し張りのあるエギングロッドが操作しやすいです。
エギングロッドはシーバス釣りにも十分対応できるため、シーバス釣りを始めたい方や、エギングとシーバスの両方を楽しみたい方には、エギングロッドの兼用が有効な選択肢となります。
シーバスにも兼用可能なエギングロッド5選
シーバス釣りにも兼用可能なエギングロッドの選択肢はたくさんありますが、その中でも特におすすめの5モデルを紹介します。
【ダイワ】エメラルダス MX 86M・N
価格 | 20,980円 |
全長 | 8.6ft |
自重 | 95g |
継数 | 2本 |
エギ | 2.5〜4号 |
ライン | (PE)0.5号〜1号 |
このモデルはシーバス釣りにも適したバランスの良いロッドです。その構造と機能は、シーバスを釣る際の必要なパワーと感度を発揮します。
8.6フィートの長さとMクラスの硬さは、シーバスのアクション、エギングのアクション両方に対応しやすく非常におすすめです。
オールマイティーでこれ一本でさまざまなシチュエーションに対応しやすいですよ!
【メジャークラフト】エギゾースト 5G 832ML EZ5-832M
価格 | 19,425円 |
全長 | 8.3ft |
自重 | 86g |
継数 | 2本 |
エギ | 2〜4号 |
ライン | (PE)0.4号〜1.2号 |
このロッドは次世代エギングロッドと呼ばれ、非常に軽く遠投性やアクション性に優れます。
ロングキャストで広範囲を効率的に探れるので釣果も得やすいです。初心者から上級者まで満足させる性能で誰でも気分良くしゃくることができるでしょう。
コスパが良いのも嬉しいですね。他の方もお値段以上の価値を感じておられます。
【シマノ】21 セフィアXR S86M
価格 | 32,648円 |
全長 | 8.6ft |
自重 | 100 |
継数 | 2本 |
エギ | 2〜4号 |
ライン | (PE)0.5号〜1号 |
このモデルは大型エギにも対応するパワーを備えています。基本性能が劇的に進化し、フルキャストによる遠投や強いジャークによる鋭いアクションにも対応可能です。
エギングもシーバスも両方高次元で遊びたいならこのモデルが最適。
このロッドならイカもスズキも安定して釣ることができ一層楽しい釣りができるでしょう。
【ダイワ】エメラルダス X IL 86M
価格 | 15,246円 |
全長 | 8.6ft |
自重 | 113 |
継数 | 2本 |
エギ | 2.5〜4号 |
ライン | (PE)0.5号〜1.2号 |
このロッドはインターラインタイプのロッドで夜間や強風時にも安定した操作感が得られるのが特徴です。
基本スペックも高くエギングからシーバスまで高い次元で遊ぶことができます。
日中、夜間、強風時などどんな状況でも安定した操作感で遊びたい!というあなたはこちらがおすすめでしょう。
【シマノ】18 セフィア BB S86M
価格 | 14,275円 |
全長 | 8.6ft |
自重 | 107g |
継数 | 2本 |
エギ | 2〜4号 |
ライン | (PE)0.5号〜1号 |
こちらはシマノのエギングエントリーモデルながら
操作性、遠投性、パワーをバランス良く兼ね備えたモデルです。軽量で高感度の穂先が特徴で、シーバス釣りにおいても幅広いフィールドやシーズンで活躍します。
これから始めるという方はこちらのロッドでエギングやシーバスを楽しんでみてはいかがですか?
ロッドを兼用してエギング・シーバス両方楽しみ尽くそう!
エギングロッドはその特性と高い汎用性でシーバス釣りにも十分兼用が可能です。特に長さ8.6ft前後、ML〜Mクラスのロッドを選択することでよりしっかりと楽しむことができるでしょう。
実際に釣りをするときには上で解説した両者のロッド特性を意識することでより性能を引き出しやすく釣れやすくなります。
兼用ロッドのいいところは経済的であり、釣り場に何本も持っていかなくても良くなるところです。
ぜひあなたもエギングロッドでエギングとシーバスの両方を楽しまれてはいかがでしょうか。
今回はこのへんで。
でわでわ。
\ルアー釣りに必要な物はこれで確認しよう/
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\なんでも釣れちゃう魔法のようなロッド?/
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